ゆうちょ銀行カードローンはもう利用できない?「したく」について解説
最終更新日:2024年03月17日

この記事で分かること
- ゆうちょ銀行カードローン「したく」とは
- ゆうちょ銀行でお金を借りる方法
- ゆうちょ銀行で今利用できない借入方法
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ゆうちょ銀行カードローン「したく」はもうやってない!?
ゆうちょ銀行カードローン独自のカードローンはなく、スルガ銀行と提携して「したく」という銀行カードローンを展開していました。
しかし、ゆうちょ銀行カードローン「したく」は2018年10月31日で新規申込が終了してしまいました。
今現在「したく」のカードローンを利用したいという方はゆうちょ銀行では受け付けていないため、スルガ銀行に直接申し込む必要があります。
既に契約している人は継続して使える!
新規受付を終了しただけで、2018年10月31日以前に「したく」に契約している方は借入・返済など問題なく利用できます。
なおスルガ銀行には一部業務停止命令がなされていますが、投資用不動産向け融資だけが一時的に停止になっただけで、今現在は再開されています。
カードローンを含むその他の銀行業務は通常通りとなっていますので安心して利用できます。
カードローン「したく」の基本情報
利用限度額 | 500万円 |
---|---|
金利 | 7.0%~14.9% |
返済方法 | 専用カードを差し込んで入金する |
キャッシング手数料0円のATM | スルガ銀行 ゆうちょ銀行 コンビニ銀行 イオン銀行 タウンネットワークATM |
保証会社 | SDP(スルガ銀行グループ) |
「したく」のメリット

口座開設不要で利用可能
ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、口座開設不要で利用することができます。
銀行カードローンや消費者金融で借入する場合、口座開設を必須としているケースが多く、通常のカードローン契約とは別に口座を開設する手間がかかってしまうこともあります。
ゆうちょ銀行カードローンしたくでは銀行口座を開設することなく契約できますので、簡単かつスムーズに手続きを完了させられるでしょう。
毎月の最低返済額が3,000円からなので返済しやすい
ゆうちょ銀行カードローンしたくの最低返済金額は、月々3,000円からとなります。
この返済額は銀行カードローン全体の中でも低く、経済的負担の少ないですし、返済を自由に計画できます。
例えば、最低返済額が月10,000円のカードローンを利用した場合、いくら生活が厳しくても10,000円以上を返済しなければ、滞納扱いとなってしまいます。
対して、ゆうちょ銀行カードローンしたくでは、経済的に厳しい月は3,000円、余裕のある月には15,000円、というように、自分のライフスタイルに合わせて返済計画が変更可能なのです。
このサービスは、「子供がまだ小さいからゆっくり返済したい」という方や、「収入が安定していないので、毎月同金額の返済が難しい」という方にとっては非常にありがたいサービスだといえるでしょう。
ただし、毎月の最低返済額は残高に比例して大きくなりますし、返済額が少なければ少ないほど、返済期間が長くなるので金利が上乗せされるので借り過ぎには注意しましょう。
利用明細書を発行しないプランがあるのでバレいにくい
カードローンを利用していることは誰にもあまり知られたくないですよね。
しかし、中には利用明細書が届いてカードローンを利用していることがバレたということもあります。
「したく」は利用明細書発行しないプランもあるので誰にもバレたくないという方はこちらのプランを選択しましょう。
しかし、全く見ないことは危険です。
あとどれくらい返さなきゃいけないのかが分からないので、返済計画が立てにくくなり返済期間が長引いてしまうというリスクがあるので気を付けましょう。
「したく」のデメリット

返済方法は口座振替ではない
「したく」の返済方法は、返済期日までに専用のローンカードをATMを差し込んで入金することで完了するタイプで、毎月自動的に引落してくれる口座振替ではないので返済し忘れてしまうという事態になってしまう場合があります。
何回も返済し忘れてしまうとブラックリストにのってしまうので気を付けましょう。
金利が他の銀行カードローンと比べると高い
もちろん消費者金融と比べて「したく」の金利は14.9%と低いのですが、他の銀行カードローンを比べると金利が高いです。
ゆうちょ銀行銀行カードローンしたく | 7.0%~14.9% |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~14.0%※1 |
三井住友銀行 カードローン | 年1.5%~14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 年1.8%~14.6% |
りそなプレミアムカードローン | 年1.99%~13.5%※ |
イオン銀行カードローン | 年3.8%~13.8% |
即日融資を受けることができない
銀行カードローンは銀行法によって即日融資をしてはいけないと決まっているので、即日融資を行うことができません。
即日融資をしたいという方は、スマホで申し込みから返済まで完結する消費者金融が特におすすめです。
なぜゆうちょ銀行が「したく」と提携を解消した理由とは?
ゆうちょ銀行は2018年まで「したく」と提携して、スルガ銀行と協力してカードローンを利用させる状態を続けていました。
しかし、2018年にスルガ銀行の不正融資問題が発覚したことを理由として、提携を解消しました。
不正融資問題ではスルガ銀行は審査基準に満たない人にも融資を実施していたほか、会社のコンプライアンスに関連する部分が欠如していると報道されました。
この報道等を受けたゆうちょ銀行側は、これ以上スルガ銀行と提携しカードローンを発行すべきではないと考えて、提携を解消してしまったのです。
その結果、2018年からゆうちょ銀行カードローン「したく」は、新規申込を終了してしまいました。
一方でスルガ銀行側へ申込めば、現在でも「したく」は利用可能となっています。
利用したいと考えているなら、スルガ銀行側に相談してください。
参考:毎日新聞
ゆうちょ銀行でお金を借りる方法

審査無しで借りられる!貯金担保自動貸付け

- 引用元
- 貯金担保自動貸付け:公式
担保 | 担保定額貯金・担保定期貯金 |
---|---|
借入限度額 | 300万円(預入金額の90%以内) |
借入方法 | 通常貯金口座から引き出す |
返済方法 | 通常貯金口座に振り込む |
金利 | ・担保定期貯金を担保とする場合の返済時の約定金利は+0.25% ・担保定期貯金の場合は預入時の約定金利は0.5% |
借入回数 | 上限なし |
借入期間 | 借入日から2年間 |
審査 | 無し |
ゆうちょの貯金担保自動貸付けとは、総合口座で管理する担保定額貯金や担保定期貯金を担保とする貸付けで通常貯金の残高を超える払戻しの請求があったときに、その不足分が自動的に貸してくれるサービスのことです。
借入方法は、通常貯金の残高よりも多く引き出せば、不足分が自動的に貸し付けられます。
総合口座通帳には残高欄にマイナスで表示されるので、通帳を見ればどれくらい借りたか確認することができます。
金利は担保定期貯金を担保とする場合の返済時の約定金利は+0.25%、担保定期貯金の場合は預入時の約定金利は0.5%です。
ちなみに、担保定期貯金とは 一定の金額を総合口座に預け入れる貯金のことで、6ヵ月の据置期間を過ぎると、いつでも払戻しできます。(据置期間内払戻金利になるものの、据置期間内でも払戻しは可能)1,000円から利用でき、最長10年間預けられます。
担保定期貯金とは、 1,000円単位でまとまったお金を預け入れられる貯金のことで、預入期間に応じて利率が設定されます。
返済方法は、貸付金額と利子分を通常貯金に預け入れすれば完了です。
担保が無ければいけない借入ですが、金利が1.0%未満で借入ができるのはとても嬉しいポイントです。
借入・返済中特に書類が送られるわけではなく、ゆうちょ銀行のATMで操作ができますし、特別ローンカードが発行されるわけではないので誰にもバレずに借りることができます。
しかし、定期貯金や定額貯金が行っている人しか利用できないのでこれらを行っていない方で「今お金を借りたい」という方は借りることができません。
そのような方は即日融資をしてくれる大手消費者金融がおススメです。
誰にもバレずに借りられる!口座貸越サービス

- 引用元
- 口座貸越サービス:公式
担保 | なし |
---|---|
借入限度額 | 10万円以上30万円以内 |
借入方法 | 自動融資 |
返済方法 | ・返済用口座から約定返済額(1万円)を自動で引き落として返済 ・ゆうちょATM(ファミリーマート設置 ATM含む)で返済用口座から随時に任意の金額を返済 |
金利 | 年14.0%(変動金利なので変動あり) |
借入期間 | 契約日より1年後の月末 |
審査 | あり |
申込方法 | インターネット・窓口 |
借入可能年齢 | 満20歳以上70歳以下の方 |
口座貸越サービスとはゆうちょ銀行の通常貯金を保有している方に向けてゆうちょ銀行が不足額を自動的に融資するサービスのことです。
ちなみにゆうちょ銀行の通常貯金とはゆうちょの口座に1円以上預けている状態ということです。
ただし貯金担保自動貸付けが利用可能な場合は、そちらが優先されます。
口座貸越しサービスは、以下の様なときに残高が不足する場合不足額を自動融資してくれます。
- ゆうちょATM(ファミリーマート設置 ATM含む)や提携金融機関のATM・CD、または郵便局の貯金窓口・ゆうちょ銀行でキャッシュカード・通帳による払戻し、ゆうちょ口座への送金時
- 公共料金やクレジットカードの決済等の自動払込みの引き落とし時
- 自動送金の引き落とし時
- デビットカードサービス利用時
- 即時振替サービス、双方向即時振替サービス利用時
返済方法は約定返済と随時返済があります。
約定返済は、毎月8日(ゆうちょ銀行休業日の場合は翌営業日)に 返済用口座から約定返済額(1万円)を自動で引き落として返済します。
随時返済は、ゆうちょATMで返済用口座から随時に任意の金額を返済できます。
こちらは提携ATMでは返済できないので、郵便局まで行くか、ファミリーマートに設置しているゆうちょATMを利用することができません。
口座貸越しも貯金担保自動貸付けと同じように書類が送られるわけではなく、ゆうちょ銀行ATMで操作でき、ローンカードが発行されるわけではないので、バレずに借りることができます。
また、口座貸越しは消費者金融と比べて金利が低いので経済的負担があまりかからずに借入できます。
しかし、貯金担保自動貸付けと違い担保が無くても借りられるため審査があります。
また、その審査には10日程度かかるので急ぎで借りたいという方にはおススメできません。
少額でいいならJP BANKカードのキャッシング枠がおすすめ

- 引用元
- JP BANKカード:公式
担保 | 無し |
---|---|
借入限度額 | 10万円以上30万円以内 (学生の場合は5万円まで) (ゴールドカードの場合は最大50万円まで) |
借入方法 | ATM・電話・インターネット |
返済方法 | リボ払いで支払い口座から引落 |
金利 | 年15.0% |
借入期間 | 竿長2年8か月 |
審査 | 無し |
申込方法 | ATM・電話・インターネット |
借入可能年齢 | 満20歳以上 |
JP BANKカードのキャッシングも、口座貸越サービスと同様に担保がなくてもゆうちょ銀行で融資を受けられます。
JP BANKカードとは、ゆうちょ銀行が発行しているクレジットカードです。
JP BANKカードはキャッシング枠が付帯していて、クレジットカードを作る際に審査をしているため、キャッシングの際は審査なしで利用することができます。
また、24時間365日いつでも借り入れ申し込みができて便利です。
しかし、キャッシング枠はショッピング枠と合算されるのでキャッシングを大きい金額で行ってしまうと、お買い物で自由にカードが使えなくなってしまうので気を付けてください。
もう申込めない...既に新規申込が終了した借入方法
以下の2つはゆうちょ銀行カードローン「したく」と同じように新規申込が終了した借入方法です。
- | 国債等担保自動貸付け | 材線形成貯金担保貸付け |
---|---|---|
貸付けの担保 | ゆうちょ銀行または郵便局で購入した国債 | ・財形定額貯金 ・財形年金定額貯金 ・財形住宅定額貯金 |
貸付期間 | 1年 | 2年 |
限度額 | 200万円(購入した国債の80%) | 300万円(預入金額に利子を加えた金額の90%) |
金利 | 定期貯金の約定利率+1.70% | 返済時の約定利率+0.25% |
少額ずつ借りたい方はおすすめ国債等担保自動貸付け
国債等担保自動貸付けは、ゆうちょ銀行の総合口座で管理する国債を担保とします。
ただし、ゆうちょ銀行または郵便局で購入した国債であることが条件です。
貯金担保自動貸付けと同じく、通常貯金の残高よりも多く引き出した場合は総合口座通帳の残高欄にマイナスで表示されます。
貸付限度額は、200万円(持っている国債の金額の80%)までで、貸付期間は貸付日から1年間となっています。
返済方法は、貸付金額と利子分を通常貯金に預け入れすれば大丈夫です。
借り入れ回数に制限はないので、一度に高額のお金を借りるのに抵抗がある人は少額ずつ借りることもできます。
より低金利で借入したい方におすすめ財産形成貯金担保貸付け
財形定額貯金や財形年金定額貯金、または財形住宅定額貯金を担保とします。
貸付限度額最大300万円(預入金額の90%)で、貸付期間は貸付日から2年間となっています。
返済方法は期間内に、貸付金額と利子分をゆうちょ銀行の窓口に返済しなければなりません。
返済回数は無限ではなく、1〜4回まで選べます。
ただし貸付期間内に担保とする貯金が満期を迎える場合は、その満期までになります。
ナットクは、埼玉県久喜市と東京都渋谷区に拠点を持つリーディングテック株式会社が運営しています。全ての記事は日本証券業協会が認定する一種証券外務員資格を保有する者が内容を確認しています。
会社名 | リーディングテック株式会社 (LeadingTech Inc.) |
---|---|
会社URL | https://leadingtech.co.jp/ |
登記上の本店所在地 | 埼玉県久喜市南栗橋5-19-12 |
東京支店所在地 | 東京都渋谷区円山町5-4 |
法人番号 | 4010601056469 |
グループ会社 | デジマティクス株式会社 (Digimatics Inc.) |
グループ会社URL | https://digimatics.jp/ |
適格請求書事業者登録番号 | T1030001144890 |
また、カードローンに関する正確な情報を提供するため、記事内の情報は以下の公的機関等を参照しています。
金融庁、消費者庁、株式会社日本信用情報機構、割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関、日本貸金業協会、一般社団法人全国銀行協会
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