LINEポケットマネーの審査は厳しい?審査の注意点や在籍確認など徹底解説
最終更新日:2024年01月27日

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LINEポケットマネーの審査通過のための条件
LINEポケットマネーの審査に通るための条件については、公式ページにて以下のように記載されています。
- LINEポケットマネー加入時の年齢が満20歳から満65歳までの安定かつ継続した収入の見込める方、その他当社が認める方
- LINE PayのアカウントタイプがLINE Moneyの方
- 日本国内在住の方
※契約中の場合、満69歳まで利用できます。お客さまが満70歳に達した時点で、追加借入のサービス利用を停止させていただきますのでご了承ください。
※学生や主婦の方もアルバイトなど安定した収入がある方はお申込できます。
※審査の結果によっては利用できない場合があります。
安定した収入とは?
LINEポケットマネーを利用する上で重要になってくるのが「安定した収入」です。
安定した収入はアルバイトやパートでも大丈夫です。
基本的には毎月同じ職場から給与を貰っていて、その収入が今後も続く見込みなら問題ないでしょう。
その一方で、「派遣会社に登録しているだけで働いていない」「アルバイトをしているがシフトにほとんど入っていない」「リゾートバイトで今月だけ働く」といったケースは、安定した収入だとは見なされない可能性が高いです。
少なくとも申し込みの数か月前からは、安定した金額を稼ぐように意識しましょう。
アカウントタイプの「LINE Money」とは?
また、LINEポケットマネーの契約には、LINE Payのアカウントが必要で、そのアカウントタイプが「LINE Money」でなくてはいけません。
LINE Payを利用していない方は、事前にアカウントを作成しておくとスムーズです。
LINE Payには「LINE Money」と「LINE Cash」という2種類のアカウントタイプがあります。
このうち、LINE Cashは本人確認が済んでいないアカウントであり、利用できるLINE Payのサービスが一部制限されます。
LINEポケットマネーを利用するには、本人確認を完了してアカウントタイプをLINE Moneyにしておく必要があるため確認しておきましょう。
現在のアカウントタイプは、LINE Payの設定メニューから確認することが可能です。
LINEポケットマネーの審査が不安な人は「お借入診断」から
LINEポケットマネーの審査に通るかどうか不安な人は、LINEのアプリ上から「お借入診断」を行いましょう。
以下の4つの項目について回答するだけで、「借り入れできるか」を数秒で教えてくれます。
- 年齢
- 勤務形態
- 昨年の年収
- 他社借入状況
お借入診断はLINEアプリのメニュー内にある「LINE ポケットマネー」から行えます。
回答内容に問題がなければ「お借入れ可能と思われます」と表示されるので、そのまま申し込みを希望する場合は、「お申込みに進む」のボタンから申し込みフォームへと進んでください。
ただし、お借入診断は回答した4項目のみに基づく簡易的な診断にすぎません。
実際の審査結果と異なるケースもあることを覚えておきましょう。
LINEポケットマネーの審査が考えているほど甘くはない理由
LINEポケットマネーの審査に通るための最低条件については確認しましたが、審査基準は甘くないと考えた方が良いです。
いつも利用しているLINEのアプリから簡単に申し込めるため、「審査も甘いのでは?」と考える人もいるかもしれません。
また、比較的新しいサービスなので、「顧客獲得のために積極的に融資してくれるだろう」と思う人もいるでしょう。
しかし、以下のような理由から、LINEポケットマネーの審査は甘くないと考えられます。
【LINEポケットマネーの審査が考えているほど甘くはない理由】
- みずほ銀行・オリコの与信審査ノウハウが用いられる
- 貸金業者なので総量規制の対象になる
- 審査には信用情報も利用される
- LINEスコアによる独自の審査基準
- 契約は最低5万円から
- 審査に時間がかかる場合もある
- 電話による在籍確認が実施されるケースもある
- 審査通過率は非公表
みずほ銀行・オリコの与信審査ノウハウが用いられる
LINEポケットマネーのサービスを提供するLINE Credit株式会社は2018年に設立されました。
そして、LINEポケットマネーのサービス開始は翌年の2019年であるため、会社、サービスともに比較的新しいです。
しかし、LINE Credit株式会社は、「LINE Financial株式会社」「株式会社みずほ銀行」「株式会社オリエントコーポレーション」の3社によって共同で設立された会社であり、提供するサービスにはみずほ銀行・オリコの与信審査ノウハウとこれまでに蓄積されたデータも利用されています。
新しい会社、新しいサービスですが「与信審査に関するノウハウがない」というわけではありません。
みずほ銀行やオリコが行う与信審査に通らなかった人は、それらがベースになっているLINEポケットマネーの審査にも通らない可能性が高いです。
貸金業者なので総量規制の対象になる
LINE Credit株式会社は貸金業者として登録を受けています。
LINEのアプリから手軽に申し込めるものの、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシングサービスと同じ扱いになるのです。
貸金業者に関しては、貸金業法における総量規制の対象になります。
そのため、年収の1/3を超える融資は行えません。
また、本人に収入がない場合も、総量規制によってお金を借りることはできないのです。
審査には信用情報も利用される
LINEポケットマネーの審査には信用情報も利用されます。
LINE Credit株式会社は株式会社日本信用情報機構(JICC)および株式会社シー・アイ・シー(CIC)に加盟していて、その2社は全国銀行個人信用情報センターとも提携しています。
そのため、消費者金融や銀行などのカードローン審査と同様に、信用情報に問題があれば審査には通過できません。
関連記事:ブラックリストとは?載る条件、確認方法、消す方法、載っていてもお金を借りられる?
LINEスコアによる独自の審査基準
LINE Credit株式会社は「LINEポケットマネー」に加えて、スコアリングサービスである「LINEスコア」も提供しています。
LINEスコアは普段のライフスタイルなどから個人の信用力を数値化するサービスです。
そして、LINEポケットマネーの審査にはこのLINEスコアの点数も関係してきます。
カードローンなどのキャッシングサービスでは信用情報を必ず照会しますが、LINEポケットマネーではLINEスコアの点数を利用した独自の評価も加味されることになるのです。
契約は最低5万円から
LINEポケットマネーは限度額(極度額)が審査によって決まり、その範囲内なら繰り返しキャッシングすることができます。
この点はカードローンやクレジットカードのキャッシングサービスと同様です。
しかし、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシングは最低1万円から契約できる商品が多いのに対して、LINEポケットマネーは最低5万円からの契約となっています。
このことからLINEポケットマネーの契約で求められる返済能力は、1万円から契約できるサービスと比較してやや高いと考えられます。
審査に時間がかかる場合もある
消費者金融は審査のスピードがとても早く、申し込みの当日に審査結果が分かるケースも少なくありません。
大手の消費者金融のカードローンであれば最短30分程度で審査結果が分かるため、即日融資にも対応できます。
その一方で、LINEポケットマネーの審査は時間がかかる場合もあるので注意してください。
例えば、申込内容や提出した書類に不備がある場合、審査状況が混雑している場合などは、申し込みから審査結果の連絡までに1週間以上を要するケースもあります。
それだけ審査は慎重に行われていると考えましょう。
電話による在籍確認が実施されるケースもある
LINEポケットマネーの審査では、電話による在籍確認が実施されるケースもあります。
信用情報と独自のLINEスコアだけでなく、働いているのかを確認するのに勤務先へと電話をかけるのです。
在籍確認はカードローンやクレジットカードの審査でも一般的に行われるもので、LINEポケットマネーだけ特別というわけではありません。
在籍確認は返済能力を確認するための重要な審査であり、LINEポケットマネーの申込条件である「安定かつ継続した収入」を確認するためにも必要になります。
審査通過率は非公表
一部の消費者金融は公式ホームページで審査通過率を公開しています。
しかし、LINEポケットマネーに関しては審査通過率の情報がありません。
そのため、公開されている他社の審査通過率と比較することはできないのです。
だからといって審査が厳しいとは断定できませんが、他社と比べて甘いとは考えない方が良いでしょう。
LINEポケットマネーの審査で必要になる書類
LINEポケットマネーの申し込みはLINEのアプリから行えますが、審査のためには本人確認書類と収入証明書が必要になるケースもあります。
本人確認の手続きは必須なので、以下のいずれかの書類を用意してください。
LINEポケットマネーの必要書類(本人確認書類)
- 運転免許証(運転経歴証明書も可能)
- マイナンバーカード
- 特別永住者証明書
※ 在留外国人の場合、申し込みは在留資格が「永住者」の方のみになります。在留期限などの確認が必要になるため、本人確認書類として「在留カード」を用意してください。
また、「LINEポケットマネーで希望する極度額が50万円超の場合」や「他社(貸金業者)からの借入分との合計が100万円超の場合」は、収入証明書の提出も求められます。
いずれも法律的に収入証明書の確認が必要なケースに該当するので、指定の書類を提出しなければ審査にも通りません。
案内に従って「源泉徴収票」「給与明細書」「確定申告書」などの書類をスマホからアップロードしてください。
LINEポケットマネーの審査の流れ
LINEポケットマネーは申し込みだけでなく、審査結果の通知もLINEのアプリ上で完結します。
登録内容(LINE Payアカウントの有無など)や審査内容によって多少変わるケースもありますが、LINEポケットマネーの審査は以下のような流れで進みます。
- LINE Payの登録、およびLINE Payの本人確認が完了していない場合は、登録と本人確認の手続きが必要です。
- LINEスコアが未判定の場合には、スコア判定も必要になります。
生年月日、性別、結婚・未婚、子どもの有無、居住形態やライフスタイルに関する質問にすべて回答しましょう。
LINEポケットマネーの申し込みフォームに進んだら、勤務先や希望する借入金額などを入力します。
入力した内容が間違っていると、正しい審査結果が出なかったり、審査に落ちたりします。
申し込みを確定する前に入力した内容をよく見直してください。22:00~翌8:00にかけて信用情報の照会は停止となるため、LINEポケットマネーの審査も進まないので注意が必要です。
信用情報には他社のローン、クレジットカードなどの利用状況が登録されています。
例えば、「他社への支払いが遅れている」「長期にわたる延滞が登録されている」といった場合、審査通過は難しいでしょう。LINEポケットマネーは貸金業者のサービスなので総量規制が適用されます。
希望する限度額と他社借入残高を足して、その金額が総量規制の範囲内(最大で年収の1/3)におさまっているかがチェックされます。もし総量規制を超えるようなら、LINEポケットマネーの審査に通ることはありません。
総量規制が適用されるのは、他の消費者金融やクレジットカードのローンサービスに関しても同様です。
総量規制は申込者の返済能力を超えないための基準であり、年収の1/3を超える融資は法律で禁止されているので注意しましょう。
源泉徴収票や確定申告書などの収入証明書の提出を求められるケースがあります。
収入証明書の提出が必要なときは、LINEポケットマネーのアプリからカメラを起動し、指定された書類を撮影してください。
そして、撮影した収入証明書の画像データをアップロードすれば提出完了です。独自の審査基準に基づき最終的な判断が下され、審査に通った場合は契約内容を確認して、契約完了となります。
専用LINEアカウントからの通知には有効期限が記載されているので、必ずそれより前に手続きを完了させるようにしてください。
アプリ上で本人確認を行う
信用情報の照会が行われる
総量規制の確認が実施される
必要に応じて収入証明書の提出
独自の審査基準に基づく審査
在籍確認はあるのか?
口コミを見ると、在籍確認なしでお金を借りられたという場合が多いようですが、一部在籍確認をされた方もいました。
LINEポケットマネーの公式サイトには、在籍確認の有無に関する記載がありません。
そのため、「審査次第」では在籍確認が行われる可能性があると言えます。
もしも、絶対に在籍確認を避けたいという場合は、LINEポケットマネーの申し込みは避けたほうが無難でしょう。
自宅への郵送物はない
LINEポケットマネーはカードが無いので、申し込みから借り入れまで全てweb上で完結します。
そのため、自宅にカードが届くこともありません。
LINEポケットマネーの審査に関する口コミ
繰り返しになりますが、LINEポケットマネーの審査は甘くありません。
実際、LINEポケットマネーの審査に落ちる人も多いです。
複数社借入状態でLINEポケットマネー申し込んだら普通に落ちたけど、正しいと思う
LINEポケットマネーがブラックでも通るなんて嘘じゃろ ワイ落ちたぞ
Twitterを見ているとLINEポケットマネーで借りられたという人が多かったため、私もさっそく申し込みました。審査に多少時間がかかるのはしょうがないと思っていたら、申し込み後、数十分で否決の通知がLINEに。否決の場合は早いのかな?
LINEポケットマネーの審査に落ちた場合の対処法
この記事の中で説明したようにLINEポケットマネーの審査は甘くありません。
申し込んでみなければ審査に通るかは分からないので、「審査に自信があったのに落ちた……」という人もいるでしょう。
もしLINEポケットマネーの審査に落ちたら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
LINEスコアを上げる
前述のとおり、LINEポケットマネーの審査にはスコアリングサービスである「LINEスコア」の点数も影響します。
LINEスコアのみで審査結果が決まるわけではありませんが、点数は少しでも高い方が審査では有利です。
そのため、もう一度LINEポケットマネーの審査を受けようと思っているなら、その前にできるだけLINEスコアを上げておきましょう。
LINEスコアの算出システムについてはすべてが開示されているわけではありません。
ただ、LINE、LINE関連サービスの利用期間・利用頻度・利用状況などが関係しており、LINE Payの利用によってもスコアは変動するとされています。
LINEスコアは100〜1,000点で、基本的に毎月1回更新されます。
LINEスコアは変動の履歴も確認できるので、前回の申し込みよりも上がっているタイミングで審査を受けると良いです。
信用情報を確認する
LINEポケットマネーの審査では信用情報も利用されるため、過去に債務整理などを行っていると審査に通りづらくなります。
また、クレジットカードやローン、スマホ機種代金などの分割払いの支払いが遅れても、その記録は信用情報に登録されるので注意してください。
もし信用情報に不安があるなら、自分自身の登録されている情報を確認すると良いです。
信用情報機関は株式会社日本信用情報機構(JICC)、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、全国銀行個人信用情報センターの3つで、それぞれ管理している情報が異なります。
消費者金融やクレジットカード会社であれば加盟しているのはJICCもしくはCICです。
各社に登録されている情報を正確に知るためにはそれぞれに対して開示手続きを行わないといけませんが、銀行以外での返済トラブルならJICCやCICで開示の申し込みをすれば十分でしょう。
他社のカードローンで借りる
LINEポケットマネーの審査に落ちた場合、すぐにお金を借りたいなら他社のカードローンに申し込んだ方が早いです。
LINEスコアの点数を上げるのにも時間がかかりますし、前述のとおり、LINEスコア以外の要素もLINEポケットマネーの審査結果に影響します。
そのため、急いでいるときは他社のカードローンで借りましょう。
以下のような消費者金融であれば、カードレスでサービスを契約することも可能です。
また、初めて契約する場合は、無利息期間が適用されるケースもあります。
消費者金融 | 金利 | 限度額 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
アイフル | 年3.0%〜18.0% | 1万円〜800万円 | ◯ |
アコム | 年3.0%〜18.0% | 1万円〜800万円 | ◯ |
レイクALSA | 年4.5%〜18.0% | 1万円〜500万円 | ◯ |
プロミス | 年4.5%〜17.8% | 1万円〜500万円 | ◯ |
SMBCモビット | 年3.0%〜18.0% | 1万円〜800万円 | × |
ただし、信用情報がブラックならこれらの消費者金融の審査にも落ちる可能性が高いです。
信用情報に金融事故の情報が登録されている間は審査にほぼ通らないので注意しましょう。
まとめ
LINEポケットマネーの審査が甘くない理由や審査で必要な書類、審査の流れについて確認してきました。
たしかにLINEポケットマネーはLINEのアプリから申し込めるという他のサービスにない特徴を持っています。
しかし、審査の内容や方法などは一般的なカードローンやクレジットカードキャッシングとさほど変わらないので注意してください。
LINEスコアを取り入れることで他社では否決された人でも、LINEポケットマネーの審査であれば評価される可能性があります。
この点は信用スコアを利用するメリットですが、可能性はあくまでも可能性です。
他社借入の状況、信用情報の内容、収入の安定性などが原因で他社の審査に通らない人は、やはりLINEポケットマネーの審査にも通りにくいでしょう。
審査に自信がない場合、まずは「お借入診断」を試してみてください。
また、LINEポケットマネーは審査に時間がかかるケースもあります。
「何日も待ったのに審査に落ちた」という人もいるので、急いでいるのであれば最短30分程度で審査結果が分かる大手消費者金融のカードローンに申し込んでください。
カードレスに対応した商品なら来店や郵送の必要はなく、無利息期間が用意されている商品も多いのでおすすめです。
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会社名 | リーディングテック株式会社 (LeadingTech Inc.) |
---|---|
会社URL | https://leadingtech.co.jp/ |
登記上の本店所在地 | 埼玉県久喜市南栗橋5-19-12 |
東京支店所在地 | 東京都渋谷区円山町5-4 |
法人番号 | 4010601056469 |
グループ会社 | デジマティクス株式会社 (Digimatics Inc.) |
グループ会社URL | https://digimatics.jp/ |
適格請求書事業者登録番号 | T1030001144890 |
また、カードローンに関する正確な情報を提供するため、記事内の情報は以下の公的機関等を参照しています。
金融庁、消費者庁、株式会社日本信用情報機構、割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関、日本貸金業協会、一般社団法人全国銀行協会
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