SMBCモビットで増額する方法|申込時間や審査難易度についても解説

最終更新日:2024年02月02日

専門家: 曽根 恵子
SMBCモビットで増額する方法|申込時間や審査難易度についても解説

SMBCモビットで限度額が足らない場合には、各種申込みをすることで限度額の増額が可能です。

しかし増額審査は初回の審査よりも難易度が高く、必ずしも審査に通過できるとは限りません。
さらに、賢い人はSMBCモビットでは増額せず、他の方法で新たに借入を成功させています。

SMBCモビットでの増額をする前にこちらで詳しい申請方法や注意点などを確認しましょう。

曽根 恵子
曽根 恵子さん
ファイナンシャルプランナー

保有資格

経歴

大学卒業後、金融機関でカードローンや住宅ローン等の個人向け融資を主に担当。
現在はファイナンシャルプランナーとして資産運用や保険の相談にのる傍ら、ライターとしてカードローンやクレジットカードに関する記事の執筆・監修。

気になる内容をタップ

SMBCモビットの増額審査は初回審査よりも厳しい

実はSMBCモビットに限らず、増額審査は初回審査よりも厳しいです。
初回の契約時に設定された限度額は、その時点の利用者の返済能力に基づいて設定されているからです。
つまり、初回借入時と比較して返済能力が大幅に向上している場合を除いて、増額審査に通る可能性は低いのです。

SMBCモビットで増額するよりもおすすめの方法

SMBCモビットでの増額によって借入額が大きくなるので、金利が低くなる可能性はあります。

ただし増額できても10万円程度で、金利が下がるほど大きな借入は見込ません。

であればカードローンは増枠するより新たに別のカードローンに申し込んだ方が、審査に通り金利が下がる可能性は高まります。
なぜなら借入限度額は審査を行った結果決まったものであり、もう一度審査を行ったところで借入限度額が変わることは少ないためです。

専門家のコメント
曽根 恵子
ファイナンシャルプランナー 曽根 恵子

消費者金融のカードローンには総量規制が適用されます。
総量規制とは返済能力を超える貸付けを防ぐ目的で、年収の3分の1を超える貸付けを禁止する決まりのことです。

総量規制は貸金業者に当てはまる決まりなので、銀行カードローンには適用されません。
しかし過去に債務超過者が続出したという背景から、ほとんどの銀行で年収の3分の1を超えないよう自主規制をしています。

審査難易度だけで比較すると、「SMBCモビット以外の消費者金融<銀行カードローン≦SMBCモビットの増額」となるので、どうせなら無利息期間のある消費者金融上限金利の低い銀行カードローンで借りた方がお得です。

SMBCモビットで増額するための申込方法

SMBCモビットで増額するためには以下の申込方法があります。

SMBCモビットの増額を申し込む方法
  • SMBCモビットのお問合せフリーコールに電話する(0120-24-7217)
  • SMBCモビット公式スマホアプリか会員専用サービス「Myモビ」から申し込む

SMBCモビットのお問合せフリーコールに電話する

SMBCモビットのお問合せフリーコールは増額専用ではありませんが、専門のオペレーターがご契約後の全般について対応してくれます。

通話料は無料ですが、営業時間は9:00~18:00になっているので注意してください。

SMBCモビット公式スマホアプリか会員専用サービス「Myモビ」から申し込む

SMBCモビットの会員ページ「Myモビ」SMBCモビット公式アプリから増額申請もできます。

この方法は好きな時間に申し込みができるので、フリーコールの対応時間帯以外でも申し込むことが可能です。
入力項目は連絡先とその電話番号、連絡希望日時だけです。

Q:増額したい場合はどうすればいいですか?

A:増額希望について、スマートフォンの方はSMBCモビット公式スマホアプリ、パソコンの方は会員専用サービス「Myモビ」から増額の申込ができます。

※電話や郵送物なく申込から結果までインターネット上にてサービスが完結します
※増額申込が可能なお客さまには以下のボタンが表示されます

  • SMBCモビット公式スマホアプリの場合はトップ画面「利用可能額」の下に「限度額増額の申込」のボタンが表示されます
  • 会員専用サービス「Myモビ」の場合はトップ画面に「増額審査を申込む」が表示されます 
引用:SMBCモビット よくある質問

SMBCモビットの増額審査に通過するためのポイント

SMBCモビットの増額申請の審査は初回借入時の審査よりも難易度は高いです。

そのため、増額審査に通過するためにはしっかりと準備することが大切です。
審査通過のポイントは下記の通りです。

各項目について、次で詳しく説明していきます。

SMBCモビットで半年以上の利用実績がある

当たり前ですが、増額審査に通るには返済実績を積み上げる必要があります。
そのためSMBCモビットと契約だけして利用していないユーザーは利用することができません、

また、SMBCモビットでは明確に定められてはいませんが、他社で増額する際は少なくとも半年(6ヶ月)の返済実績が求められることが多いです。
必須条件とはいかないまでも、審査通過の確率を上げるためには、最低でも半年は利用実績をつくってから申し込むようにしましょう。

借入額が大きくて返済額が少ない方が増額審査に通りやすい?

SMBCモビットの観点からみると、できるだけ大きい金額を借り入れて、少しずつ毎月返済してくれる利用者が好まれます。
というのも、金額が大きく返済がゆっくりになる程、最終的にSMBCモビットに支払われる利息が多くなるからです。

逆にいえば、返済が遅れる利用者は今後も返済が遅れたり返せなくなったりするのではないかと思われています。
そのため増額申請前に1度でも返済を遅れたことがある方は審査に通過する可能性がかなり低くなると考えた方がいいでしょう。

総量規制に抵触していない

資金業法には総量規制というものがあります。
総量規制は、年収の3分の1を超える融資をしてはいけないとするルールのことです。

例えば、年収300万円の人は法律的に100万円以上の借入ができませんし、A社で50万円借りていればB社では50万円以下しか借入はできません。

つまり増額申請によって総量規制に抵触する場合、その増額申請は通りません。

また、住宅ローンや自動車ローンは総量規制の対象にはなりませんが、返済能力の低下というように見られる可能性はあることも考慮しましょう。

初回契約時よりも年収(収入)を上げる

年収はお金の返済能力を示す重要な指標になります。
そのため直近で年収が上がったことを示せれば、総量規制の上限も上がりますし、増額審査に通る可能性がも上がります。

また、雇用形態が「非正規雇用」から「正社員」に変わったり、勤続年数が伸びることも審査に通りやすくなる要因のひとつです。
逆に転職により減収した人は、減額される恐れもあるため注意しましょう。

できるだけ増額の利用限度額を低くする

希望する利用限度額は低めに設定するようにしましょう。

総量規制の問題もありますが、申請時の金額は最大でも「現在の借入額+希望増額 = 年収の3分の1以下」になるようにして下さい。
増額申請する金額が少なければ少ないほど審査に通過する可能性はより高くなることも覚えておきましょう。

他社借入件数(他社借入残高)が増えていない

初回契約時に比べ他社借入件数や他社借入額が増えていると、増額審査に通過する可能性は低いです。
一般的な目安として、他社借入件数が合計4件以上だと増額審査に落ちる可能性はとても高くになります。理想的には他社借入件数0社です。

もし他社での借入がある場合は、できるだけ借入社数と借入残高を減らした状態で増額申請をした方が審査に通りやすいです。

SMBCモビットの増額審査にかかる時間

SMBCモビットの増額審査が完了する時間は、最短即日・通常は2~3日ほどです。

あくまで目安ですが、50万円以上の借入や申込時間帯によってはもっと時間がかかる可能性があります。

SMBCモビットの増額審査時間を短縮するための方法

「今すぐお金が必要で、審査結果を早く知りたい」といった場合は次の3つの方法を試してみてください

それでは1つずつみてみましょう。

土日祝日や夜間早朝の申込を避ける

SMBCモビットの増額申請は、会員ページ「Myモビ」公式アプリを利用すれば24時間365日申請が可能です。
ただし審査自体は営業時間帯に行われるので、審査結果を早く知りたいのであれば営業時間帯に申し込むようにしましょう。

増額後の借入限度額が50万円以下になるように申請する

借入限度額が50万円を超えると、増額審査で収入証明書の提出が必須になります。
そのため、少しでも早く借り入れたいのであれば、「SMBCモビットでの借入が50万円以下になるように借入」または「他社との合計借入額が100万円以下になるように借入」する必要があります。

SMBCモビットで増額するメリット

ここまで増額よりも他社で新規借入を勧めてきましたが、SMBCモビットで増額するメリットもあります。

・金利が下がる可能性がある
・毎月の返済管理が楽になる

特に、増額案内が来た人や年収が急激に増えた人は、増額審査通過の可能性が高いです。
そのため、毎月の借入額を変えないにしても、限度額は上げておくことをおすすめします。

金利が下がる可能性がある

増額審査に通れば限度額を引き上げることができます。
一般的に借入額が大きくなればなるほど金利は低くなります。

カードローンによっては○円〜○円は金利○%〜○%というように、借入額によって金利の幅が決められているところもあります。

したがって、あくまでも可能性ですが、増額することによって上限金利の18%よりも低い金利で借入をすることができるかもしれません。

毎月の返済管理が楽になる

他社から新規借入をした場合、その会社ごとに返済を行う必要があります。
振り込める場所や日が違えば、その返済するまでの手間が増えてしまい最悪な場合返済し忘れなども考えられます。
SMBCモビットで契約すると毎月1回の返済ですみますし、お金の管理も楽になります。
しかし、他社で借入れると、管理が煩雑になり、返済を忘れるリスクがあることも念頭に置いておきましょう。

SMBCモビットで増額するデメリット

増額は審査に通りにくいことが大きなデメリットのひとつですが、他にも注意すべき点があります。
それは「利用限度額の減額または利用停止される可能性がある」ということです。

利用限度額の減額または利用停止される可能性がある

増額審査を行った結果、返済実績や初回借入時からの返済能力の変化によって、減額や利用停止も考えられます。
減額や利用停止になる可能性のある人は以下に該当する場合が考えられます。

・SMBCモビットで遅延・延滞をした
・年収の3分の1を超える借入になる人
・収入が下がった人
・他社(カードローン・クレジットカードなど)で返済が遅延した人
・他社(カードローン・クレジットカードなど)キャッシング枠を増やした人

当然、法律的な総量規制に抵触しないかは重要になります。
年収が下がった・他社からの借入を増やして不安な場合は、申し込み前にしっかりと年収と借入状況の確認をしましょう。
またCICの信用情報を損なうような行動もマイナスに働きます。
こちらも不安な人は事前にCICの情報を照会してみてもよいでしょう。

「信用情報に傷ができた人」は利用停止されてしまう可能性が高い

クレジットカード・住宅ローンなどと同様、SMBCモビットも信用情報の確認を行います。
信用情報は、クレジットカードやローンが遅延なく返済されているかを示す利用履歴のことであり、CICという個人信用情報機関に管理されています。
SMBCモビットはその信用情報を照会することで、利用者の借入の状況を把握し、増額の審査をしています。

そのため、増額審査をキッカケとした信用情報の調査で信用情報の傷が発覚すると、利用停止されてしまう可能性もあります。

SMBCモビットの増額に関するよくある質問

最後にSMBCモビットの増額申請でよくある質問に回答します。

SMBCモビットの増額申請で収入証明書は必要?

SMBCモビットで増額をするためには、「収入証明書類」の提出を行います。収入証明書類として、提出できる書類を以下に示します。

※賞与支給のある場合は、年間の賞与額(夏・冬・各々)が確認できる賞与明細書も必要
とくに収入書類をなくしてしまった場合などは、再発行する必要があり時間がかかってしまいます。その分、融資までの時間がかかるため、事前にしっかりと準備しておきましょう。

SMBCモビットの増額審査に在籍確認はある?

SMBCモビットの増額審査には在籍確認はありません。
在籍確認は初回契約時のみとなっていて、その後の増額審査でもほとんどの人が在籍確認はなかったという報告が多数です。

例外的に増額審査で電話での在籍確認が実施されるケース

SMBCモビットで勤務先への電話連絡が実施されるのは「初回契約時と同じ勤め先に現在も在籍しているのか?」を確認する必要が出てきたときです。

初回契約時から数年経過していて環境が変わっている可能性がある、高額の増額を希望しているときにも在籍確認される場合があります。

もし不安な人は、電話の時に担当者に聞いてみてもよいかもしれません。

Facebook X(Twitter) はてなブックマーク LINE

ナットクは、埼玉県久喜市と東京都渋谷区に拠点を持つリーディングテック株式会社が運営しています。全ての記事は日本証券業協会が認定する一種証券外務員資格を保有する者が内容を確認しています。

会社名 リーディングテック株式会社 (LeadingTech Inc.)
会社URL https://leadingtech.co.jp/
登記上の本店所在地 埼玉県久喜市南栗橋5-19-12
東京支店所在地 東京都渋谷区円山町5-4
法人番号 4010601056469
グループ会社 デジマティクス株式会社 (Digimatics Inc.)
グループ会社URL https://digimatics.jp/
適格請求書事業者登録番号 T1030001144890

また、カードローンに関する正確な情報を提供するため、記事内の情報は以下の公的機関等を参照しています。
金融庁消費者庁株式会社日本信用情報機構割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関日本貸金業協会一般社団法人全国銀行協会
なお、当サイトは掲載各社(アコム株式会社等)からの広告収益をコンテンツ制作費に充てています。しかし、当サイトの掲載情報やランキングにおける提携事業者サービスへの評価は、提携の有無や金銭による影響を一切受けておりません。

カードローンの返済についてお困りの方は、貸金業相談・紛争解決センターへご相談いただくか、0570-051-051までお電話ください。

カードローンの関連記事