楽天銀行スーパーローンはやばい？口コミや公式サイトから正しい情報のみ解説！

ネット銀行の中でもトップクラスの口座開設数を誇る楽天銀行では、「楽天銀行スーパーローン」というカードローンを扱っています。

「楽天が提供するサービスなら安心できそう」という声がある一方で、「楽天銀行スーパーローンはやばい」という声も聞こえてきます。
そこで今回は、実際の口コミや公式の情報をもとに口コミの真偽を解明し、「楽天銀行スーパーローンはやばい」の真相に迫ります。

曽根 恵子さん

ファイナンシャルプランナー

保有資格

• 貸金業務取扱主任者
• CFP®資格(日本FP協会)

経歴

大学卒業後、金融機関でカードローンや住宅ローン等の個人向け融資を主に担当。
現在はファイナンシャルプランナーとして資産運用や保険の相談にのる傍ら、ライターとしてカードローンやクレジットカードに関する記事の執筆・監修。

楽天銀行スーパーローンは良い意味でやばいカードローンだった

引用元

楽天銀行スーパーローン公式サイト

結論、楽天銀行スーパーローンはやばくありません。
それどころか様々な特典があるという意味で「やばい」カードローンです。

楽天会員ランクに応じて審査優遇がある

実はあまり知られていませんが、楽天銀行スーパーローンは楽天会員ランクに応じた審査優遇があります。
※一部例外あり

一般的に銀行カードローンの審査は厳しめだといわれているので、このような審査優遇があるのは嬉しいポイントです。
さらに楽天会員の方であればハッピープログラムの会員ステージが１つアップするのも魅力のひとつです。

楽天銀行スーパーローンの金利は年1.9％～14.5％

楽天銀行スーパーローンの金利は年1.9〜14.5%です。
実際に他のカードローンと金利を比較してみましょう。

表から楽天銀行スーパーローンとその他のカードローンの金利を比較することができます。

加えて楽天銀行スーパーローンには、定期的に開催されているお得なキャンペーンがあります。

定期的なキャンペーンの開催

楽天銀行スーパーローンは新規顧客獲得のために、定期的にキャンペーン施策を打ち出しています。
キャンペーン内容は定期的に更新されるため、確認してみてください。

楽天銀行スーパーローンでお金を借りるのはやばい？悪評の真偽を解説

「楽天銀行スーパーローンでお金を借りるとやばい」といわれる主な理由は次の4つです。

1. 楽天銀行スーパーローンでは想定よりも高い金利が適用される
2. 住宅ローンの審査に通りづらくなる
3. 返済できないくらい利息が増える
4. 延滞すると怖い取り立てがある

これらはどこまでが本当なのでしょうか？
お金を借りるとやばいとされている理由の真偽について解説していきます。

楽天銀行スーパーローンでは想定よりも高い金利が適用される

まずは楽天銀行スーパーローンの金利の仕組みを見てみましょう。
楽天銀行スーパーローンの金利は限度額に応じて決定され、限度額が高いほど金利も低くなっていきます。

そのため、最低金利だけを見ていた人は、思ったよりも高めの金利だと感じるかもしれません。

50代/男性

借入金利が低い、限度額が大きい、審査が終わるまでのスピードが早い。

40代/女性

金利が高くわかりにくいので思っていたよりなかなか元本が減らせない。

引用：楽天銀行スーパーローン 銀行カードローンの評判・口コミ「利用者の声」

専門家のコメント

ファイナンシャルプランナー 曽根 恵子

カードローンの最高金利は消費者金融の商品だと年18.0％、銀行の商品だと年14.0％〜15.0％程度が標準的です。
楽天銀行スーパーローンの金利の仕組みについてしっかりと理解していれば、ほかの商品と比べても十分に納得できる金利設定でしょう。

ただ自動車ローンや住宅ローンの金利と比較すると、どうしても金利を高く感じてしまうでしょう。
「保証人や担保がなく、使い道が限られていない」「手続きが簡単ですぐに借りれる」ということがカードローンのメリットなので、目的によってローンを使い分けましょう。

住宅ローンの審査に通りづらくなる？

楽天銀行スーパーローンに限らず、「カードローンを利用していると住宅ローンの審査に通りづらくなる」といわれることがあります。
これは事実で、カードローンによる借入金額は住宅ローンなどの審査に影響します。

ただし、住宅ローン審査に影響があるのは、楽天銀行スーパーローンに限った話ではありません。
そのほかのカードローンやクレジットカードキャッシングでの借り入れが返済能力の評価に影響するのは当然です。

もし近いうちに住宅ローンの審査を受ける予定なら、カードローンなどの利用は控えた方が良いでしょう。
住宅ローンはカードローンよりもずっと金利が低く設定されています。
カードローンの影響によって住宅ローンで借りられる金額が減ってしまうと損なので注意してください。

また、住宅ローンの審査では、「実際に借りている金額」ではなく「借りることのできる金額」（限度額）が見られるといわれています。
借入残高が0円でもカードローンやクレジットカードキャッシングの契約があると、住宅ローン審査に影響するケースもあるのです。

住宅ローンへの影響を小さくするためには、不要なカードローンなどは審査前に解約しましょう。

返済できないくらい利息が増える？

前述のとおり、楽天銀行スーパーローンの金利は年1.9％〜14.5％です。
年率での表記が一般的ですが、利息は日割りで計算されます。

例えば、年14.5％の金利で10万円を借りたなら、1日あたりの利息は約40円です。
返済は月に1回ですが、30日間なら約1,200円の利息が元金に加算されることになります。

楽天銀行スーパーローンは利用残高が10万円以内だと毎月2,000円の返済なので、返済しているのに残高がどんどん増えていくことは基本的にありません。
※ 「残高スライドリボルビング返済方式D」の場合

むしろ注意すべきなのは返済の長期化です。
毎月の負担が小さく設定されているということは、元金が減りにくく、完済するのに時間がかかるということでもあります。
10万円を年14.5％の金利で借り、毎月2,000円ずつ返済した場合、最終的な支払総額は約15万円です。
返済期間も6年以上になり、効率的な返済プランとはいえません。

楽天銀行スーパーローンは月々の返済にプラスして支払いをすることもできるので、無理のない範囲で追加返済するようにしてください。

延滞すると怖い取り立てがある？

延滞時の取り立てに怖いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、急に自宅や勤務先に職員が押しかけたり、しつこく電話がかかってきたりはしません。

返済日を過ぎると携帯電話に連絡は来ますが、しっかりと対応すれば大ごとにはならないでしょう。
返済に遅れた理由を説明し、入金予定日（いつまでに返済できるのか）を伝えてください。

ただし、「連絡が取れない」「約束した入金予定日までに返済しなかった」などの事情があるときは、返済を求める手紙が届くこともあります。
その後も電話連絡、手紙による督促は続き、最終的には裁判になります。

裁判によって強制執行が決まると、給与の一部などが差し押さえられます。
給与の差し押さえは会社にもバレるので、延滞を長期化させないように注意してください。

そもそも返済できない金額を借りないことも重要です。

楽天銀行スーパーローンの審査に落ちやすい人の特徴

楽天銀行スーパーローンへの申し込みを検討している人は、審査の難易度も気になるところだと思います。
ですが、どのカードローン会社も審査基準を公開していません。
審査に通るかどうかは、申し込んでみないとわからないのです。

ただし、次のような人は審査に落ちやすいので、申し込みは慎重に検討してください。

貸金業者やほかの銀行からの借り入れがある

楽天銀行スーパーローンの審査では、他社借入もチェックされます。

一般的に銀行は消費者金融よりも審査が厳しいため、他社借入の金額によっては融資を受けられないでしょう。
消費者金融のカードローンやクレジットカードキャッシング、別の銀行からの借り入れがある人は要注意です。

現在の借入金額は申し込みフォームにも入力しますが、信用情報機関を通じて正確な金額が把握されます。

消費者金融などの貸金業者の場合、総量規制によって「融資は最大でも年収の1/3まで」に制限されています。
つまり、年収の1/3を超える借り入れは過剰融資になるということです。

楽天銀行は貸金業者に該当しないものの、年収と借入総額のバランスは非常に重要です。

収入の安定性が低い

楽天銀行スーパーローンの申込条件は以下の4つです。

【楽天銀行スーパーローンの申込条件】

1. 満年齢20歳〜62歳 ※1
2. 日本国内に在住している（外国籍の方は「永住権」または「特別永住権」が必要）
3. お勤めの方で毎月安定した定期収入がある（もしくは専業主婦の方）
4. 楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる ※2

※1 パート・アルバイト、専業主婦の方は60歳以下
※2 楽天銀行が認めた場合は不要

申込条件にあるように「安定した収入」が必須であり、安定性が低ければ審査には通りません。
正社員や公務員以外の申し込みもできますが、収入が不安定な仕事だと審査通過は厳しいと思ってください。

電話による在籍確認が取れない

楽天銀行スーパーローンの審査では電話による在籍確認があります。
一部の消費者金融であれば電話の代わりに書類提出で対応してくれるケースもありますが、楽天銀行スーパーローンは電話のみです。

そのため、電話で在籍確認ができない場合、楽天銀行スーパーローンの契約はできません。
基本的に在籍確認は担当者の個人名で電話がかけられます。
個人からの電話を取り次いでもらえない可能性がある人は注意してください。

また、「社名を尋ねられたとき」「申込者からの要望があったとき」は、楽天銀行という銀行名も名乗る方針をとっています。
加えて、担当者が銀行名を名乗る必要があると判断したときも、楽天銀行を名乗ります。

過去に返済トラブルを起こしている

楽天銀行スーパーローンの審査では申込者の信用情報が確認されます。
信用情報にはクレジットカード、各種ローンなどの利用状況が載っており、照会すれば延滞や強制解約といった返済トラブルも分かります。
返済トラブルの記録は5年以上残るケースもあり、その間は審査に通りづらいでしょう。

また、楽天銀行スーパーローンの保証会社は「三井住友カード株式会社」または「楽天カード株式会社」です。
例えば、過去に楽天カードの支払いが遅れていた場合、楽天カード株式会社からは保証を受けられないかもしれません。

保証会社の社内には「信用情報に載らない情報」「信用情報からは削除された情報」も残っている可能性があるので注意してください。

専門家のコメント

ファイナンシャルプランナー 曽根 恵子

過去に滞納で信用情報に傷がついていると、カードローンを利用することができません。
しかし信用情報以外による理由で楽天銀行スーパーローンの審査に落ちてしまった場合は、消費者金融なら審査に通る可能性もあります。

一般的に金利が高ければ高いほど審査には通りやすいです。
楽天銀行スーパーローンの金利は年~14.5%、消費者金融は年~18.0%程度です。
楽天銀行スーパーローンと比較すると金利は高く感じてしまいますが、無利息期間を活用することで実質的に金利を抑えることも可能です。

口コミ・評判から分かった楽天銀行スーパーローンのメリット

楽天銀行スーパーローンには次のようなメリットがあります。

楽天銀行口座がなくても利用できる

申し込みを考えていた地元の銀行のカードローンがあったのですが、普通預金口座がないと契約できないようで諦めました。口座開設の手続きに1週間くらいかかり、カードローンの契約はそれからになるそうです。楽天銀行スーパーローンならネットから申し込めますし、楽天銀行の口座がなくても問題ありません。普段使っている銀行の口座で返済や借り入れもできるので便利です。

楽天銀行スーパーローンの利用に楽天銀行の口座は不要です。
楽天銀行の口座を使うと「24時間の即時振込に対応している」「楽天銀行の会員ステージが1ステージ上がる」などのメリットはありますが、楽天銀行以外でも口座振替や銀行振込による融資が行えます。
※ 一部、利用できない金融機関もあります。

カードローンのためにわざわざ普通預金口座を新規で開設する必要がなく、いつもの口座で取り引きできる点は楽天銀行スーパーローンのメリットになるでしょう。

悪い口コミ・評判から分かった楽天銀行スーパーローンのデメリット

楽天銀行スーパーローンの口コミを調査した結果、以下のようなデメリットを挙げるものがありました。

【悪い口コミ・評判から分かった楽天銀行スーパーローンのデメリット】

• 審査のスピードが遅く、すぐに借りられなかった
• 収入証明書の提出を求められた
• 会社への電話連絡（在籍確認）をなしにできなかった
• 郵送物を回避できなかった

審査のスピードが遅く、すぐに借りられなかった

午前中に申し込めば今日中に借りられると思っていましたが、審査結果の連絡は3日後だった。週末だったのも影響したみたいだけど、審査のスピードは遅いと思う。即日融資を希望する人は消費者金融を選んだ方が良い。

銀行カードローンは審査の仕組み上、即日融資を行えません。
即日融資に対応していないのは楽天銀行だけでなく、他行も同様です。
審査は最短当日になったものの、融資は最短申し込みの翌日になっています。

審査が長引くケースも考慮して、申し込みから借り入れまでは1週間程度を見ておきましょう。

もし即日融資を希望するなら、最短30分程度で審査が完了する大手消費者金融のカードローンを選んでください。

収入証明書の提出を求められた

運転免許証だけで申し込めると思っていたら、収入証明書を提出するようにいわれた。自営業を始めたばかりで確定申告書はまだないと伝えると、それでは審査ができないとのこと。最初から収入証明書が必要だと分かっていれば申し込まなかったのに……

楽天銀行スーパーローンの申し込みには「本人確認書類」と「収入証明書」が必要です。
カードローンの利用限度額が50万円以下であれば収入証明書は原則不要とされていますが、審査の結果、提出を求められるケースもあるので注意してください。

審査通過後、契約内容を案内する電話がかかってきて、必要な書類についてはそのときに説明されます。
収入の安定性を確認しにくい自営業者は収入証明書の提出を求められることが多く、そのほかの書類も追加で用意しなくてはいけない場合もあります。

希望する限度額が50万円以下の人も、念のため、収入証明書を用意しておきましょう。

会社への電話連絡（在籍確認）をなしにできなかった

自分に電話がかかってくることはほぼないので、電話以外の方法で在籍確認できないか相談したが駄目でした。ちょうど外に出ているときに電話があったようでいつの間にか在籍確認は済んでいましたが、カードローンだとバレないかドキドキしました。柔軟な対応を求めるなら、消費者金融の方が良いかもしれません。

繰り返しになりますが、楽天銀行スーパーローンは申し込み後に電話による在籍確認があります。
大手消費者金融であれば収入証明書と社会保険証、社員証などを提出することで在籍確認としてくれるケースもありますが、楽天銀行スーパーローンの場合、電話連絡を回避することはできません。

ただし、在籍確認では個人名を名乗るなど申込者のプライバシーに配慮してくれます。
電話連絡をなしにはできませんが、在籍確認で周りにカードローンの申し込みがバレる可能性は低いでしょう。

郵送物を回避できなかった

以前、妻にカードローンの利用がバレて喧嘩になったことがあるので、できれば郵送物は回避したかったです。楽天銀行スーパーローンの場合、カードがどうしても郵送になってしまいます。金利などには満足していますが、その点だけがちょっと不満です。ただ、封筒は楽天銀行なので疑われることはありませんでした。

一部の銀行にはローン契約機があり、来店でカード発行することもできます。
しかし、楽天銀行スーパーローンのカードは郵送での受け取りが必須で、送付先は自宅か勤務先です。
勤務先を選択した場合、カードとは別に「犯罪収益移転防止法に基づく文書」が自宅に届きます。

つまり、自宅への郵送物を完全になくすことはできません。

自宅への郵送物がどうしても嫌な人はカードレスで契約できる大手消費者金融のカードローン、もしくはローン契約機のある銀行カードローンを選びましょう。
また、銀行カードローンの中にはキャッシュカードにローン機能を付けられ、カードの郵送が必要ない商品も存在します。

楽天銀行スーパーローンにはメリット・デメリットがある！両方を理解してから申し込もう

引用元

楽天銀行スーパーローン公式サイト

楽天銀行スーパーローンでお金を借りるとやばいのかについて説明してきました。
楽天銀行スーパーローンは金利が年1.9％～14.5％なので、借入の見直しなどに活用すると良いかもしれません。

一部で「やばい」といわれるのは、無計画な借り入れで返済に困った人などもいるからだと考えられます。

カードローンは計画的に利用すべきというのは、どの商品にもいえることです。

楽天銀行スーパーローンは月々の負担が小さく設定されています。
最低額の支払いだと返済は長期化しやすいので、必ず完済までのプランを立てるようにしてください。

商品のメリットとデメリット、やばいといわれる理由をしっかりと理解してから申し込みをしましょう。

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