審査なしで発行できるETCカード|必ず審査に通る方法とは?

最終更新日:2024年01月20日

審査なしで発行できるETCカード|必ず審査に通る方法とは?

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審査不要のETCカードと審査に通りやすいクレジットカードはある

ETCカードの種類

結論からいうと、審査なしで発行できるETCカードは「ETCパーソナルカード」「家族会員ETCカード」の2種類があります。
しかし「ETCパーソナルカード」と「家族会員ETCカード」にはそれぞれデメリットがあるため、デメリットのないクレジットカードに付帯するETCカードを申し込むのが一般的です。

この記事では、上記の3つの方法をご紹介します。

ブラックだとETCカードが作れない

ETCカードを作るためにクレジットカードが必要なのは、自動で現金を引き落とす必要があるからです。
そのため、クレジットカードを保有していない方は、ETCカードを作ることができません。
また、これからクレジットカードを作る場合でも、クレジットカード会社のブラックリストや金融機関のブラックリストに名前が載っていると新たにクレジットカードを発行することは不可能です。
ここからはブラックだとETCカードが新規作成できない理由と、その対策方法を解説します。

審査が必要なのはクレジットカードのみでETCカードは審査不要!

ETCカードの審査が不安な人もいるかもしれませんが、実は審査があるのはクレジットカードのみです。
ただし、一般的にクレジットカードに付帯するETCカードを利用することが多いため、クレジットカードの審査に落ちるとETCカードを利用することができません。
逆に言えば、ETCカードは高速道路料金の支払いシステムを利用するために必要なチケットの様なものであるため、金融機関のブラックリスト入りしていても問題なく申し込みできます。

ETCカードはクレジットカードがあればすぐ作ることができる

ETCカードは高速道路料金の支払いに内部でクレジットカードを利用しています。 
そして審査はクレジットカードを作成する際にだけ行われますから、すでにクレジットカードを持っているならETCカードを作成することは簡単です。
申し込みの際に所有するクレジットカードの情報を記載するだけで、時間が来ればETCカードが家に届くでしょう。

ETCカードはほとんどのクレジットカードに対応しています。
20年以上前に契約したクレジットカードでも問題なく使えます。

ブラックの場合はクレジットカードの審査に落ちてしまう

クレジットカードの審査では申込者の支払い能力を厳しく判定します。

ブラックリストに入っている人は過去にローンの返済やクレジットカードの支払いを延滞した経験がある方たちです。
支払い能力が皆無と評価されるのは仕方ありません。

関連記事:ブラックリストとは?載る条件、確認方法、消す方法、載っていてもお金を借りられる?

①審査に通りやすいクレジットカードを利用してETCカードを作る

クレジットカード付帯のETCカードは無料かつデメリットなしで利用することができます。
したがって、審査なしのETCカードを検討するよりも先に、審査に通りやすいクレジットカードへの申し込みを検討すべきです。

カード審査難易度

一般的にクレジットカードの審査の通りやすさは、カードを発行する会社の業態に依存すると言われています。
その中で最も審査に通りやすいと言われているのか、消費者金融系に区分されるクレジットカードです。

【消費者金融系クレジットカード】

しかし、消費者金融系のクレジットカードも落ちてしまう場合は、他社とは違う審査基準を採用しているカード会社に申し込んでみるといいでしょう。
以下の会社は審査基準が異なるためか、審査落ちを続けた方でも通過できたケースがあるようです。

複数のカード会社に申し込む場合は間隔を十分に開けましょう。
短期間に何度もクレジットカードを申し込むと「申し込みブラック」と呼ばれる状態に陥ります。最低でも半年は間隔を空けてください。

また、18歳以上であれば誰でも入会することができるとするクレジットカードも審査が緩い傾向にあります。
このようなカードは年収制限等がなく、ブラックリストに載っていなければ簡単に発行することができるはずです。
例えば、学生や専業主婦を対象にしているクレジットカードなら、楽々審査をクリアすることができるはずです。

②ETCパーソナルカードは審査なしで発行できる

ETCパーソナルカードは「ETCパーソナルカード事務局」というクレジットカード会社ではないところから発行されているということもあり、申し込んでも基本的には審査を受ける必要がありません。
もちろんその機能は一般的なETCカードと変わらず、料金所などを通過できる基本的な機能の他、各種割引やマイレージポイントなども申し込むことによって利用することができます。

インターネットもしくは郵送で申込み

申し込むためには申込書を手に入れる必要があります。
申し込み書を入手する方法には2つあります。

申し込みの際にはゆうちょや銀行などの普通預金口座が必要になるので、口座番号があらかじめわかるようにしておきましょう。

申込みからカード到着までは3週間程度

申し込みまでの行程をおさらいすると、まず「申込書を入手する」「申込書に必要事項を記入し、本人確認書類の写しと共に事務局へ郵送する」「事務局からデポジット振込依頼の書類が届く」「指示に従い、デポジットを振り込む」「振り込みを確認次第カードが発行され、郵送で自宅に届けられる」となります。
この全行程でかかる期間は約3週間です。
特にデポジットの振り込みと確認に2週間ほどかかるので、その間に車載機の購入なども済ませておくと良いでしょう。

デポジットと年会費がかかる

デポジットとはいわゆる保証金のことで、ETCパーソナルカードではこの振り込みをする必要があります。

クレジットカードを所有している場合にはその信用が担保となりますが、クレジットカードを利用しないETCパーソナルカードではその代わりに担保として保証金が必要となるわけです。
これはあくまで保証金なので、支払いではないという点は安心してください。
デポジットは最低でも20,000円ほど必要となります。

また、年会費は税込みで毎年1,257円かかります。

複数枚発行できないので注意

ETCパーソナルカードは、1人が複数枚発行することができません。
家族用のETCカードも発行できないので、もし家族がETCカードを発行したい場合はその家族本人が契約する必要があります。

盗難や紛失をしてしまった時にはETCパーソナルカード事務局に連絡をしよう

もしも紛失した場合には不正利用されてしまう可能性もあるので、すぐに利用停止措置をとるようにしましょう。
一般的なETCカードの場合は発行しているクレジットカードに連絡しますが、ETCパーソナルカードの場合は発行元である事務局になります。

いざという時のために電話番号など連絡先はチェックしておきましょう。

年会費はかかるがETCコーポレートカードもある

ETCパーソナルカードのほかに、ETCコーポレートカードというカードも存在しています。
このカードは高速情報協同組合ETCカードのことであり、これまでに紹介してきたETCパーソナルカードと同じく審査なしで持つことができることが特徴です。

しかし、ETCパーソナルカードと同じく、発行してもらうためには保証金を支払う必要があります。
このカードには年会費や発行手数料も発生するため、実はあまりおすすめできません。

③クレジットカードの家族カードでETCカードを発行

クレジットカードの多くには、「家族カード」という付帯サービスがあります。
これは一定の条件はありますが、クレジットカードを所有している会員の家族に対して、本会員とほぼ同等の機能を持ったカードを発行できるというものです。
家族がおり、かつその家族がクレジットカードを所有していることが前提となりますが、年会費も一般的に本会員より安いか無料で、それでいて機能もかなり近く、つまりETCカードも個別で発行することができるのです。

生計が本会員と同一であれば家族カードを発行できる

家族カードを発行できるのは、そのクレジットカード契約者の配偶者、両親、子供などです。
この場合の家族とは生計を同一にしている必要があり、つまり同じ家に住み、生活費などを共にしているということになります。
この条件を満たしていれば基本的には審査なしに家族カードを発行することが可能なので、たとえ金融ブラックになってしまっているような状況でもクレジットカードを所有し、なおかつETCカードを持つことができるのです。

明細は本会員に見られてしまう

家族カードは基本的に本会員に付随するものとして発行されています。

つまり家族カードの信用も請求も一括して本会員が責任を持つという条件のもとに発行されているため、家族カードの利用の詳細などもすべて本会員に伝わります。
そのため家族にあまり知られたくない目的への利用は難しいと考えておいたほうが良いでしょう。

また利用ポイントも基本的には本会員に集約されますが、家族間でわけることも可能です。
そしてETCカードのマイレージポイントは個別に振り分けられます。

クレジットカードの中には家族カードの発行できないものもある

一口に「家族カード」と言っても、そのクレジットカードの種類によっては利用できなかったり、違う条件があることにも注意しましょう。
決して数は多くありませんが、家族カードが作れないクレジットカードも存在しています。

また家族カードが発行できたとしてもETCカードの発行には対応していないものや、ETCカードを発行するには手数料がかかるものもあります。
それらは発行しているクレジットカード会社ごとに異なるので、事前にチェックしておきましょう。

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