クレジットカードのエラー「G12」って?発生する理由と対処法を解説
最終更新日:2024年02月02日

クレジットカード決済の際に「G12」というエラーコードが出たことはありませんか?
不安になってしまうかもしれませんが、心配する必要はありません。
今回はG12の発生原因や対処法まで解説します。
原因を理解して、エラーを未然に防ぎましょう。
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「G12」はカード使用不可を示すエラーコード
「G12」から始まるエラーコードは、クレジットカード利用におけるエラーコードの1つなんです。
「カード使用不可」を意味しており、何らかの理由でクレジットカードが使えないことを示しています。
そのため、「G12」のエラーコードが出たら別の方法で決済しなくてはいけません。
カードのご利用状況や個人信用情報に起因する内容から
カード会社がカード利用不可と判断した場合に返却されるエラーコードです。
※カード登録時の有効性チェックでも返却されることがあります。
G12の発生原因は?
G12は様々なシチュエーションで表示される可能性があります。
そのため、表示されてしまう原因も様々です。
- カードが磁気不良を起こしている
- 利用限度額をオーバーしている
- カードの有効期限が切れている
- 不正利用の疑いがある
- セキュリティ上の都合でロックがかかっている
さらに、一部のクレジットカードは金額にかかわらず利用時に「G12」を表示するものもあります。
また、以前は「G55」というエラーコードで利用限度額に達したことを示すカードもありましたが、最近は「G12」で統一されてきています。
では、それぞれの発生原因について解説していきます。
カードが磁気不良を起こしている
カードの磁気不良には2パターンあり、 磁気ストライプの磁気不良とICチップの磁気不良です。
【磁気ストライプの磁気不良】
磁気ストライプはクレジットカードの裏面上部にある黒い線の部分を指します。
この部分が読み取れくなってしまうと、磁気ストライプを利用した決済ができなくなってしまいます。
【ICチップの磁気不良】
ICチップはクレジットカードの表面の左側にある金色のチップを指します。
これは最近になってクレジットカードに搭載されるようになったもので、一般的には磁気ストライプとICチップの両方が搭載されています。
磁気不良の原因
- 磁気の強いもの(テレビ、スマホ、PC、磁石など)の近くで保管
- シールやステッカーの付着
- 高温(50度程度)になる場所で保管
- 物理的な強い衝撃、折り曲げ
- キズがあるところから水分が侵入
カードが磁気不良になってしまった場合、自分で対処することはできません。
むしろ、さらに悪化させてしまう可能性もあります。
クレジットカード会社へ連絡するのが一番です。
利用限度額をオーバーしている
定められた利用限度額をオーバーしてしまったら、当然ですが決済はできません。
この場合は、次の引き落とし日まで待つのが良いでしょう。
また、今後も利用金額が限度額をオーバーしそうな場合は、クレジットカード会社に連絡し、限度額を引き上げられるか相談することもできます。
カードの有効期限が切れている
クレジットカードには有効期限があり、カードの表面もしくは裏面に記載されています。
有効期限は 「月/年」で記載されており、「08/26」と記載されている場合は2026年8月が有効期限ということです。
また、ナンバーレスカードの場合は有効期限が書かれていない場合もあります。
その場合は会員専用アプリなどで確認しましょう。
そして、たいていのクレジットカードは、有効期限の1,2か月前に新しいカードが届きます。
見過ごしている可能性もありますので、確認してみましょう。
不正利用の疑いがある
上記の原因ではない場合、不正利用の疑いがあると判断された可能性があります。
楽天カードでは「不正検知システム」、イオンカードでは「不正防止モニタリング」などを導入して、不正利用の早期発見に努めています。
また、普段あまりクレジットカードを利用しない人が突然高額な買い物をした際など、不審な利用と感知されるとG12が出てしまうことがあります。
不正利用が疑われた場合、クレジットカード会社から電話がかかってきます。
身分確認などを行い、不正利用ではないことを伝えましょう。
また、不正利用と感知される基準は各クレジットカード会社で異なりますが、明確に公表はされていません。
デビットカード・プリペイドカードの場合は残高不足が原因
クレジットカードのG12の原因は上記で説明したとおり、様々な原因が考えられます。
一方、デビットカードやプリペイドカードでG12のエラーが出る原因は、ほとんどの場合が残高不足です。
その場合の対応方法は以下のとおりです。
- 入金して再度決済する
- 利用できる別のカード、もしくは銀行振込など別の方法で決済する
G12エラーの対処法は?
クレジットカードの発行会社に連絡をするのが最善です。
なぜなら、「G12」のエラー理由は各クレジットカード会社が独自に定めているものだからです。
連絡先はクレジットカードの裏面に記載されていることが多いです。
代表的なカード会社の連絡先を以下にも載せておくので参考にしてくださいね。
楽天カード | 0120-30-6910 |
---|---|
イオンカード | 0570-071-6200 |
オリコカード | ・011-261-6002(北海道)・022-215-2655(東北)・049-271-3330(関東・甲信越)・052-735-3525(東海・北陸)・06-6821-3860(近畿)・082-225-5360(中国・四国)・092-722-5477(九州・沖縄) |
JCBカード | ・0422-76-1700(東京)・06-6941-1700(大阪)・092-712-4450(福岡)・011-271-1411(札幌) |
dカード | 0120-800-000 |
アメリカン・エキスプレス | 0120-020120(アメリカン・エキスプレス・カード) |
ダイナースクラブ | 0120-074-024 |
三井住友カード | 0570-001-054 |
エポスカード | ・03-3383-0101(東京)・06-6630-0101(大阪) |
セゾンカード | 0570-064-133 |
ライフカード | 045-914-7003 |
ニコスカード | 0570-025405 |
セディナカード | ・03-5638-3211(東京)・06-6339-4074(大阪) |
そして、クレジットカード会社に連絡した際にはいくつか質問されるでしょう。
「G12」の問い合わせで聞かれること
クレジットカード会社に電話をする際は、最低限これらを準備しておくと、よりスムーズに話が進むでしょう。
- カード番号
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- エラーコード
- 利用日時
- 場所
- 金額
- 状況
磁気不良の場合
G12の発生原因がクレジットカードの磁気不良だと考えられる場合、カードの再発行が必要です。
上記のとおり電話で問い合わせるほか、ネットからカードの再発行手続きを行えるカード会社もありますよ。
また、カード会社によっては再発行の手数料がかかることがあります。
【ネットで再発行手続きができるカード会社(磁気不良)】
- 楽天カード
- イオンカード
- オリコカード
- JCBカード
- 三井住友カード
- エポスカード
不正利用の疑いの場合
G12の発生原因が不正利用の疑いによるものだと考えられる場合、本人利用であることを証明する必要があります。
先程ご紹介した連絡先に自分から連絡するケースや、カードを利用した加盟店にて「カード会社と電話で話してください」と言われるケースがあります。
利用目的、何をいくらで決済しようとしたか、など具体的な利用内容を説明して、本人利用であることを示すことが求められます。
利用限度額をオーバーした場合
G12の発生原因がクレジットカードの利用限度額をオーバーしたことによるものだと考えられる場合、次の引き落とし日が来て、利用金額がリセットされるまで待つ必要があります。
明らかに利用限度額が足りないと感じる場合は、利用限度額の増額申請も検討してみましょう。
予備のクレジットカードを持っておこう
「G12」のエラーコードが出る原因は利用者とクレジットカード会社、両方にあります。
そのため、利用者側はいつエラーコードが出るのか把握しきることはできません。
また、「G12」の原因が判明しても、クレジットカードの利用再開までには時間がかかることもあります。
そのため、クレジットカードは複数枚常に持っておくことをおすすめします。
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会社名 | リーディングテック株式会社 (LeadingTech Inc.) |
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会社URL | https://leadingtech.co.jp/ |
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法人番号 | 4010601056469 |
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グループ会社URL | https://digimatics.jp/ |
適格請求書事業者登録番号 | T1030001144890 |
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