【漁師.jp】日本の漁師不足問題の解決に取組む!
最終更新日:2023年11月21日

少子高齢化や過疎化などによって、日本の漁師は人手不足に直面しています。
漁師になる人材が減っている中でも、関心を示す人も少なくありません。
そこで、漁師を目指す人や関心がある人向けに作られたのが漁師.jpです。
漁師について学んだり情報を収集したりでき、漁業の環境問題についても取り組みも行っています。
そんな、漁師.jpや漁師について解説していきます。
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漁師.jpとは
漁師.jpとは、漁業の担い手を確保・育成を目的として活動しています。
水産庁・都道府県・地域の漁協との連携を取り、漁師の人手不足問題に取り組んでいます。
過去40年間で3分の1まで漁師が減っているのが現状です。
その理由として大きな問題となっているのが、若者の漁師離れにあると言えるでしょう。
漁業の環境や人手不足のために、できる事から始め漁師の魅力を伝えていくことも行っています。
漁師の人手不足問題とは?
1960年代から漁師は減少の一途をたどっていて、約30%が65歳以上という高齢化も進んでいます。
漁業就業者数は12万9,320人で、前年に比べ6,340人(4.7%)減少した。 これを年齢階層別にみると、生産年齢人口に該当する15~64歳は7万9,900人で、前年に比べ4,020人(4.8%)減少した。
漁師になりたいと考える若い人が減っている原因は主に3つあります。
少子高齢化によって若者が馴染めない
漁業における少子高齢化は、若者離れの原因の一つと考えられています。
必然的に若い人の方が体力があるため重労働を任せられるというイメージが強いのが理由の一つでしょう。
多くの若い人が漁師になることで改善されていくため、船などの居住・労働設備などを働きやすい環境にするための活動が必要になるわけです。
漁業所得が下落している
漁師は天候などに左右される職業で、水揚げ量によって収入が異なります。
そのため、収入が安定していないことが若者離れの原因です。
漁獲量の減少・水産物の値段が下がっているなど、様々な要因による所得の下落は生計を立てる上では問題点と言えるでしょう。
そのため、輸入品に頼らないで国産品の魚介類を盛り上げるための活動などが行われています。
離島の過疎化
漁業が盛んな離島の過疎化が進んでいるのも、漁師の人手不足の原因と考えられています。
離島の生活手段でもあるのが漁業ですが、進学・就職で島を離れる若者が増えています。
人口が減少している離島が多いのが現状です。
また、水産量も減少しているため、生活のために漁業以外を選ぶ人が多いようです。
漁師.jpは漁師の勉強・情報を積極的に提供している
漁師のイメージを打破するために情報開示や学べる機会を作ることを積極的に行っています。
漁師の仕事の環境などを知ることができます。
漁師の仕事ぶり・暮らし・体験談の紹介
漁師の仕事の流れを漁師.jpを通して事前に確認できます。
転職して漁師になった人や研修生として働く人の体験談の確認が可能です。
船上では、どのように動くのか。
船に乗っていないときは、どのような生活をしているのか。
仕事をする前に確認することで、働ける環境かを確認できます。
良い所も悪い所も見えるのがポイントです。
日本の漁業を学べる
日本の漁業についても学べる場を設けています。
漁法や漁業についてイラスト付きで勉強することが可能です。
日本の主な漁業は3種類あります。
沿岸漁業
日帰りで行われる沿岸漁業は、漁法が色々あります。
定置網漁・タコつぼ漁・養殖漁などがあり、狙う魚種によって漁法が使い分けられています。
日本では約8割の漁師が行っている漁業です。
沖合漁業
日本の200海里水域で行われるのが沖合漁業です。
大衆魚やエビ・カニを獲る漁業で、長い時は1カ月近くは海に出ています。
漁船の大きさによって短期間か長期間化が変わります。
遠洋漁業
世界の海の全てが漁場となるのが遠洋漁業です。
短くても50日は船上生活が必要で、長い時には1年は陸から離れた生活になります。
マグロやカツオ漁を中心に色々な漁法を行います。
漁業を盛り上げるためにできることはある?
人手不足だけでなく、漁業全体を盛り上げるためにできることがあります。
ほんの少しのことでも、輪が広がると活性化して盛り上がっていきます。
PR活動で漁師の魅力を発信!
SNSなどを通してPR活動をするだけでも、多くの人に漁師について知ってもらえます。
興味・関心がある人に漁師.jpを知ってもらうわけですね。
漁師の魅力を伝える事で多くの人に関心を持ってもらえる可能性もあります。
その結果、漁師で働いてみる人が増えたりモチベーションを上げる効果が期待されています。
魚介類を味わう
PR活動が難しい場合には、国産の魚介類を購入して味わうのも一つです。
日本の魚離れは子供を中心に増えています。
18年度の水産白書においては、「魚離れ」の原因を、①子どもが魚を好まない、②調理が 面倒、③肉より割高と分析しました。
魚離れによって、水産資源の消費率が低下します。
また、輸入品の魚介類の購入者が増えることが、水産資源の自給率の低下の原因になっています。
そのため、国産の魚介類の購入は漁業関係者を盛り上げる事に繋がります。
漁師になるための4ステップ
漁師になるためには次の4ステップを踏むようにしましょう。
- 色々な漁業の情報収集
- 乗船・漁業体験
- 求人情報を元に就職活動
- 漁師としての一歩を踏み出す
一番大事なのは「1」の情報収集です。
地域や漁業の種類によって働き方が異なるため、どんな漁業で漁師になりたいかを決めるための情報収集は必須です。
セミナーやフェアに参加すると、漁業者と直接話をすることができます。
体験談なども聞ける機会があるので、活用して漁師の道に進みましょう。
リーディングテックと漁師.jp
リーディングテックでは、「漁師.jp」の活動に賛同し、2023年5月にPRパートナーに登録いたしました。
