【フォレスト・サポーターズ】森にふれ、木を使い、森づくりの循環に貢献する!
最終更新日:2023年08月31日

日本の森林面積は決して低くはないが、木材供給が少ないことが問題視されています。
木材自給率を上げて森林の循環に向けて活動を繋いでいくことを目的としているのがフォレスト・サポーターズです。
豊かな森林は日常生活にも密接な関わりがあり、一人一人の活動が広がれば大きな効果を期待できます。
森林がもたらす効果やフォレスト・サポーターズを通して何ができるのかについて解説するので、森づくりの循環に一歩踏み出してみましょう。
フォレスト・サポーターズとは?
フォレスト・サポーターズは、元気を失ってしまい本来の力を発揮できない森の循環を良くするために作られました。
日本の森林の割合は約7割を占めていて、そのうち人の手によって作られた人工林は約4割です。
しかし、林業経営の悪化や山村の過疎化などが原因で、森の循環が途切れてしまっています。
一人一人のアクションによって、現在の森の循環は再生されていき、様々な恩恵をもたらします。
企業・団体だけでなく個人でもできる事はあるので、豊かな森を再生させるために貢献しましょう。
4つのアクションが次に繋がる
フォレスト・サポーターズでは4つのアクションが、森の再生に効果的として推奨しています。
子供から大人まで、誰でも簡単に行えるアクションです。
森作りの一歩「森を知る」
まずは、現在の森の状況を知ることが第一歩になります。
森林公園や緑地公園など、街中でも森にふれることは可能です。
家族でハイキングに出かけるだけでも、森に親しみ・知ることができます。
森で行われているイベントやレクリエーションに参加すると、楽しみながら森ふれられます。
森の循環を再生「国内材を使う」
木材供給は安価な輸入に傾いているため、木材自給率は低いのが現状です。
そのため、森を使い・育てるという事が出来ずに止まっています。
そこで推奨されるアクションが、国内材で作られた製品を使う事です。
国内材を使った家具や食器などを使用するだけで、林業経営や携わる人々に元気を与えます。
木材製品があるだけで温もりのある空間になり、リラックス効果が期待できます。
森の循環の再生への貢献と同時に、ストレス緩和にも繋がるわけです。
出来ることから活動「森の手入れ」
日本各地で行われているボランティアに参加して、自分の手で森作りを体験することです。
平成24年度で森林ボランティアは3,060団体あります。
森の手入れをするだけでなく、地域住民と都市住民の交流や地域づくりのきっかけとして活用するなど幅広い活動をしています。
直接的な参加が難しくても、「緑の基金」を利用して参加することが可能です。
森のある生活「暮らしや知恵に触れる」
緑の雇用を利用して森で暮らし働いてみる。
農山村の知識や技術に触れてみる。
実際に生活している人との交流により、木々のある生活への理解を深める事ができます。
週末だけ農山村で生活するなど、交流方法は色々あります。
ツアーが行われることもあるので、活用すると挑戦しやすいですね。
豊かな森林で得られる効果
森林が元気になり本来の力を発揮できると、様々な効果を期待できます。
また、森林の循環が再生されることで、経済効果もあると見込まれています。
効果を最大限に発揮させるためには、森づくりの参加で活動することが大切です。
気温の変化の緩和
都市部におけるヒートアイランド現象は、森林の蒸発散作用によって抑えることが可能と考えられています。
大きな気温の上昇を緩和する働きを持っているため、夏季の気温の低下も期待できます。
過ごしやすい快適な気温にするためにも、森づくりは大切です。
汚物物質の吸収
樹木は汚染物質の吸収や塵埃を吸収する機能を持っています。
森林の効果を最大限に発揮できれば、そのぶん空気が綺麗になるわけです。
また、生活における二酸化炭素も吸収していくため、地球温暖化の抑制にもつながります。
防音による快適な空間
森林を歩いていると静かで快適なのは、樹木の防音効果が働いているからです。
音のエネルギーの減少は葉の多さも関連しますが、木々な並ぶ森林では高い効果が発揮されます。
防音効果は木材でも効果は期待できます。
低音・中音・高温をバランスよく吸収するため、木材を家庭で使用することで快適な空間に変えることが可能です。
生活の中で森林を守るためにできること!
日々の生活でも森林は守ることができます。
主な方法は以下の4つです。
- 紙(紙コップ、コピーなど)の使用量を減らす
- 紙袋などの過剰包装を断る
- 再生紙を積極的に購入・利用する
- 森林保護に関する第三者認証マークを取得した製品の購入を心がける
フォレスト・サポーターズに参加して行動するだけではなく、身近なことで取り入れることも大事です。
紙の使用量や過剰包装は、すぐに実践できることの一つですね。
一つ一つの行動が森づくりに繋がっていきます。
リーディングテックとフォレスト・サポーターズ
リーディングテック株式会社は「フォレスト・サポーターズ」の活動に賛同し、2022年4月にサポーターに登録いたしました。
リーディングテックの取組み
リーディングテック株式会社ではフォレスト・サポーターズの取組みの一環として下記を実践しています。
森にふれよう
社員の健康維持を目的とした、森林セラピー活動を推進します。
木をつかおう
木材を使用した家具や事務用品を使い、あたたかみのあるオフィス空間を創出します。