【熱中症予防声かけプロジェクト】ひと涼みの慣習を広げて熱中症にかかる人をなくす!
最終更新日:2023年08月31日

気候の変動により熱中症になる人が年々増加しています。
熱中症は誰でもなり得る病気です。
熱中症のメカニズムを理解し、事前の対策をとっておくことで、熱中症を防ぐことができます。
政府も警鐘を鳴らしていて、事前の対策をとるようにと「熱中症予防声掛けプロジェクト」の取り組みを行っています。
そこで今回は、熱中症予防声掛けプロジェクトについて詳しく解説します。
熱中症にならないためにもプロジェクトの主旨を理解し、事前の対策を行っていきましょう。
熱中症予防声かけプロジェクトとは
熱中症予防声かけプロジェクトとは、声かけ・街・移住食の3つの構想に「ひと涼み」という日本らしい習慣を世の中に広げていくことで、熱中症にかかる人をなくす試みのことです。
「ひと涼みをしよう」と呼びかけることで、熱中症を予防するだけでなく、日本の夏をより良い夏にできることを目的としています。
熱中症予防声かけプロジェクトの構想を詳しく解説
熱中症を予防するための声掛けプロジェクトは3つの構想を目指しています。
- まちの避暑地構想
- 声掛けの絆づくり構想
- 冷やし系ライフスタイル構想
これら3つの構想をバランスよく保つことで、本来の日本の夏のあるべき姿を取り戻し、熱中症を予防することができるようになります。
まちの避暑地構想
まちの避暑地構想とは、日本の企業や事業所が「ひと涼みしてください」と呼びかけ、避暑地を作ることで、熱中症を防ぐことができるようになります。
声掛けの絆づくり構想
家族や友人、身近にいる人、近所の人など互いに声を掛け合うことで、絆が生まれ、熱中症を予防することができます。
そして、社会全体での絆が深まる環境をつくることを目指していきます。
冷やし系ライフスタイル構想
気持ちと体が涼しくなる環境づくりを目指し、日常生活を快適に過ごすことを目的としています。
また、どこか昔ながらの懐かしい衣食住の提案ができることを目指します。
熱中症のメカニズム
熱中症にならないためには、熱中症について理解をし、対策をとっていくことが重要になります。
人間は、常に体温を調整しています。
運動したり、身体を動かす動作を行うことで、体内に熱が作られ体温が上昇していきます。
体温が上昇すると汗をかいたり、体の表面から体温を外へ逃がすことで体温の調整ができます。
しかし、外の蒸し暑い環境の中で作業などをしていると、外に熱が放出できず、体温調整ができなくなってしまいます。
これが熱中症なのです。
「たかが熱中症だ」と安易に考えていると命に係わる危険もあるのです。
熱中症になりやすい人とは?
ここからは、熱中症になりやすい人をご紹介します。
お年寄り
熱中症になりやすい人として高齢者の方は十分に気をつけなければなりません。
お年寄りの方は、体温の調整機能が低下していることもあり、熱中症にかかりやすいと言われています。
小さな子ども
赤ちゃんや幼少期の子どもは体温調節が発達していないこともあり、熱中症になりやすいです。
汗をかく機能も未発達のため、体温が上昇してしまい、命の危険があります。
外で仕事をしている人
外で仕事をしている人は、炎天下の暑い場所にいることで、高温多湿状態となり、熱中症になりやすいです。
できるだけ、こまめな休憩をとり、水分補給をしっかりととるようにしましょう。
運動をしている人
暑い中で運動することで、体温が上昇し、体温調整ができなくなってしまうことで熱中症になってしまう可能性があります。
屋外、屋内のどちらでも起こり得る可能性があり、誰でも熱中症になってしまう可能性があるのです。
熱中症を予防するための対策
熱中症は事前に対策しておくことで、予防することができます。
ここからは、熱中症を予防するための対策を5つご紹介します。
温度に気を付ける
熱中症にならないために気を付けるべきことは、温度です。
熱中症は、体温調節ができなくなることで発症してしまう症状です。
涼しいところで涼をとったり、エアコンを上手に使ったり、着るものを調整したりすることで、熱中症は防げます。
水分+塩分補給をとる
普段から充分な水分補給をとるようにしましょう。
こまめな水分をとることで、汗をかきやすくなり、熱中症の予防になります。
また、水分を摂ると同時に塩分を摂ることも忘れないようにしましょう。
私たちの体内では、水分と同時に塩分も排出されます。
体の中の塩分が少なくなってしまうと脱水症状を起こしてしまい、熱中症が起こりやすくなってしまうのです。
スポーツドリンクや塩分が含まれた飴などを補給し、熱中症にならないように心がけましょう。
休息をとる
熱中症対策には、こまめな休憩をとることも大切です。
涼しいところで休憩をとりながら、作業に取り掛かるようにしましょう。
また、寝不足も良くありません。
普段から睡眠にも気を配り、体調管理にも気をつけるようにしましょう。
栄養を摂る
普段からしっかりとした栄養を摂ることで熱中症になりにくい体になります。
偏った食生活や朝の食事もしっかりと摂ることを心がけるようにしましょう。
暑い日は、食欲が落ちてしまうことがあるかもしれませんが、夏野菜料理やそうめんなどののど越しの通る涼しげな料理を食べるなどの対策も必要です。
お互いに声掛けをする
家族や友人、知り合い同士など、お互いで「少し休もう」「水分補給した?」など声掛けをしていきましょう。
コミュニケーションをとることで、お互いの絆も生まれます。
ひとりひとりが熱中症に取り組む姿勢を持つことで、社会全体が活気ある世の中になっていきます。
リーディングテック株式会社と熱中症予防声かけプロジェクト
リーディングテック株式会社は「熱中症予防声かけプロジェクト」の活動に賛同し、2022年4月に賛同会員に加盟いたしました。
熱中症予防取組紹介
リーディングテックでは「熱中症予防声かけプロジェクト」に関わる3つの活動を実施しております。
①クールビスの実施
出社時の服装規程をなくすことで、個々人がその日の気温に合わせた服装で業務を行えるようにしています。
②室内の温度・湿度調節
快適に業務ができるよう室内の温度と湿度を管理しています。
③無料ドリンク
いつでも水分補給ができるように、スタッフの好みに合わせて飲み物を用意しています。