【知って、肝炎プロジェクト】肝炎の知識や検査に関する情報発信で、肝炎の早期発見&早期治療!
最終更新日:2023年08月31日

肝炎は、肝臓に炎症が起きる病気です。炎症が起こると細胞を破壊し、肝臓の機能を低下してしまいます。
日本では、肝炎になる原因の多くが「ウィルス性肝炎」と言われています。
本来、肝臓は再生能力が優れている臓器です。
しかし、一度肝炎にかかってしまうと、再生できずに肝臓の機能が低下してしまい、肝硬変や肝臓がんになる可能性が高まってしまいます。
ウィルス性肝炎は、早期発見や早期治療で肝臓の機能低下を防ぐことができます。
そこで、日本では国民運動として「知って、肝炎プロジェクト」を平成23年より始動しました。
プロジェクトでは、肝炎の知識を広め、早期発見と早期治療を促すよう取り組んでいます。
今回は、「知って、肝炎プロジェクト」についてと肝炎について解説します。
知って、肝炎プロジェクトとは
「知って、肝炎プロジェクト」は、肝炎の知識や肝炎ウイルス検査の必要性についての情報発信、民間企業と連携した肝炎対策によって、肝炎の早期発見・早期治療を目的としたものです。
肝炎についての知識を知っておくことで、早期の治療に取り組むことができ、肝炎の悪化を食い止めることができます。
知って、肝炎プロジェクトは、正しい知識を知ることで、肝炎にならないための対応策やなった時の治療方法など、肝炎と向き合い、早めの行動を促すためのプロジェクトです。
肝炎とは?
肝炎とは、肝臓が炎症を起こしている状態です。
肝炎になる要因は様々ありますが、日本で肝炎になる人の多くはウィルス性肝炎と呼ばれるウィルスによって起こると言われています。
肝臓は沈黙の臓器ともいわれており、病気になっていても、症状がすぐに表れることはありません。
肝炎になっていたとしても、ほとんど自覚症状がない状態で病気が進行してしまうので、手遅れになることが多いのです。
手遅れにさせないためにも、早期発見や早期治療が重要になってきます。
肝炎の種類
肝炎は、4つの種類に分けられます。
- ウィルス性肝炎
- アルコール性肝炎
- 薬剤性肝炎
- 自己免疫性肝炎
肝炎には様々な症状がありますが、この中で最も多いのがウィルス性肝炎です。
ウィルス性肝炎は、誰にでも感染してしまう可能性が高いウィルスとなっています。
ウィルス性肝炎には5種類のウィルスに分けられています。
- A型肝炎
- B型肝炎
- C型肝炎
- D型肝炎
- E型肝炎
この中で、特に注意しなければならないのが、B型とC型です。
特に血液や体液から感染する肝炎ウィルス
特にB型肝炎とC型肝炎は注意しなければなりません。
B型とC型は血液や体液から感染すると言われており、感染するとゆっくりと病状が悪化していきます。
気が付いたら肝臓がんや肝硬変などの重篤な病気になってしまうこともあるのです。
B型・C型肝炎となる原因の8割がウィルス性によるもの
肝炎を発症する確率の8割がウィルス性の感染によるものです。
日本で肝炎ウィルスにかかっている人は約300万人~370万人と言われており、約40人に一人の確率で感染しているデータも出ています。
特にB型肝炎とC型肝炎は、私たちの日常の中で感染する可能性があります。
B型とC型肝炎は、輸血や出産、性交渉などで感染すると言われています。
一生に一度は検査をしましょう
肝炎にならないためにも早期検査が大切です。
肝炎になっているかどうかがわかる方法は、検査です。
一生に一度は検査しましょう。検査を受けることで予防にもつながります。
検査は、簡単な血液検査でわかります。
早期発見がカギ
特にB型、C型肝炎は、慢性化していく病気です。
かかっていても無症状なので、年月をかけてゆっくりと病気が進行していきます。
気が付いた時には取り返しのつかないことになってしまう可能性もあるのです。
早期発見のためにも検査が必要となります。
必ず一度は、検査を受けることをおすすめします。
検査は各市町村や保健所などで受け付けてもらえるので、一度問い合わせてみましょう。
もしも感染していたら?
検査の結果、もし感染していた場合は、早急な治療が必要になります。
専門医療機関で、適切な治療を行うことで、病気の悪化を防げたり、ワクチン接種などの最適な治療方法を受診できます。
治療では、肝炎ウィルスの増殖を防ぐための「坑ウィルス療法」というものがあり、病気の進行を遅らせる効果があります。
まとめ
肝炎は、肝臓機能が低下してしまう恐ろしい病気です。
特に、ウィルス性の肝炎は、慢性化するため、気が付いたときには手遅れとなり、肝臓がんや肝硬変を発症している可能性があります。
手遅れにならないためにも、肝炎の知識を知り、早めの検査を受けることが大切になります。
検査を受けておくことで、早めの治療ができます。
一生のうちに一度は肝炎の検査を受けるようにしましょう。
肝炎は、血液検査でわかります。
検査で陽性反応が出た場合は、適切な治療が大事になります。
気が付いたら病状が悪化してしまったということにならないためにも、早めの検査と治療を受けるようにしましょう。
リーディングテックと知って、肝炎プロジェクト
リーディングテック株式会社は「知って、肝炎プロジェクト」の活動に賛同し、2022年5月にパートナー企業に加盟いたしました。