【NIPPON FOOD SHIFT】食について考える。食について知る。食について行動する。

最終更新日:2023年08月31日

【NIPPON FOOD SHIFT】食について考える。食について知る。食について行動する。

生活の上で必要不可欠な食には、生産・廃棄など色々な問題があります
社会的問題だけではなく、食は健康にも影響を及ぼしてしまいます。

その現状を「知り、考え、行動する」ために行われているのが、NIPPON FOOD SHIFTです。

生産者・消費者など、様々な視点から見る事で浮き彫りになる問題

一人一人のアイディアから生まれる解決策

NIPPON FOOD SHIFTを通して知ることができるので、現在の日本の食について詳しく解説していきます。

NIPPON FOOD SHIFTとは

NIPPON FOOD SHIFTとは農林水産省が運営する事務局の1つで、「食」について考えることをテーマにした国民運動です。

どんな時代になっても切り離すことができない食は、社会とも密接しています。
食に関する問題の大半は社会問題になっていると言えるでしょう。

一人一人が食を通して社会・生き方に向き合うことで、変えるべき点や守るべき点が見つかります。
生産者・消費者・事業者が考え、議論し行動することを目的としています。

出典:NIPPON FOOD SHIFTとは? | 食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT

NIPPON FOOD SHIFTで食を知るメリット

NIPPON FOOD SHIFTの最大のメリットは、食に関する理解を深められる事です。

農林漁業者・食品事業者・地域の取り組みがメディアやイベントを通じて発信しているため、これまでわからなかった部分を知ることができます。

どのように作られているかや地産地消など、食に関して知ることで食生活を見直すことができるのもメリットの一つです。

NIPPON FOOD SHIFTを通して考える食の問題

日本の食には様々な問題がありますが、代表的なのは以下の3つです。

食料自給率の低下

1960年代には79%あった食料自給率が低下していることは食の問題の一つと考えられています。
その原因とされているのが、高齢化による農業生産者の減少です。

輸入に頼るのは悪いことではないが、農業をする人がいなくなると今ある国産品もなくなってしまいます。

そのため、農業生産者・食品事業者はNIPPON FOOD SHIFTを通して体験できるイベントなどを開催しています。

2021年度 カロリーベース 生産額ベース
食料自給率 38% 63%
食料国産率 47% 69%

参照:農林水産省「知ってる?日本の食料事情 2022」

食品ロス

日本で1年間に廃棄されている食品は約622万トンあり、そのうちコンビニエンスストアなどの売れ残りや飲食店での食べ残しなどは約328万トンあります。
家庭で使用せずに捨ててしまうなどの食品ロスは約284万トンです。

食べられるのに捨ててしまう食品ロスは社会問題の一つです。
そのため、NIPPON FOOD SHIFTを通して食品ロスを失くす活動も多く、シェア冷蔵庫や無償で提供するサービスなどが行われています。

食品ロスを失くすことは環境保全への効果も期待できます。

食生活による野菜や果物の摂取不足

日本の食生活は変化していくと同時に、野菜や果物の摂取する人が減っているのも問題視されています。

野菜や果物は必要な栄養素を摂取でき、生活習慣病を防ぐ効果があります。
特に若い世代はサプリメントなどで摂取する人が増えているのが現状です。

そこで行われているのが、新鮮な野菜や果物を知ってもらうためのイベントです。
野菜や果物の旬の時期や選び方を知るだけでなく、レシピなどを提供しているケースもあります。

食の問題を解決するために行動することは?

NIPPON FOOD SHIFTに登録している2260企業・団体があり、色々な試みは行われていています。
日本の食について知って考える機会が得られますが、次のステップとして必要なのが行動することです。

食の問題については個人で行える行動もたくさんあります。
できることを一つずつ行うことで、食の問題の解決への一歩となり効果も期待できます。

必要な分だけ購入する

すぐに実践可能なのが、家庭での食品ロスを削減するための行動です。
使用せずに食品を捨ててしまうの無くすためには、必要以上の食品を購入しないことが大切です。

すぐに使用する食材は手前に並んでいるものから購入するのも廃棄処分を活用するポイントになります。

また、冷蔵庫にある食材を確認しておいたり、食べきれる分だけ作ることも食品ロスを減らすことに繋がります。
家庭の食品ロスを防ぐことはスーパーマーケットなどの食品ロスにも効果があるというわけですね。

体験してみる

農業・キャンプ・スイーツ作りなど、色々な体験イベントが開催されています。
参加した中で気が付いたことを発表出来るイベントもあるので、色々な角度から食に関してふれることができます。

身近なことから触れていくことで、自分に何ができるのかを見つけることが可能です。

朝食の欠食を失くす

野菜や果物の摂取不足を回避するのに友好的なのが、朝食の欠食を失くすことです。

目標値と定められている1日の野菜摂取量は350gです。
昼食と夕食のみで取るのは難しく、野菜や果物の摂取不足になっていると考えられます。

朝食で野菜サラダやスムージーなどを取るだけでも、目標値はクリアしやすくなります。

リーディングテック株式会社とNIPPON FOOD SHIFT

リーディングテック株式会社は「NIPPON FOOD SHIFT」の活動に賛同し、2022年4月に推進パートナーに登録いたしました。

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