【海と日本PROJECT】5つのアクションと10のサブアクションで海を守る!
最終更新日:2023年08月31日

海にはゴミや漁業者の減少などの問題があり、放置しておくと魚が捕れなくなりゴミであふれかえってしまいます。
そんな海の問題を解決に導くために2015年に始まったのが、海と日本PROJECTです。
海の問題を解決するために推進されているアクションは、誰でも参加でき日常生活で取り入れられます。
海と日本PROJECTが掲げるアクションや海の問題について詳しく解説します。
どんな問題があるのかを理解し、できることから始めていきましょう。
海と日本PROJECT
日本財団・総合海洋政策本部・国土交通省が中心となって運営している海と日本PROJECTは、海洋ゴミを中心とした海の問題を解決するためのアクションを推進しているプロジェクトです。
一人一人が行うアクションの輪を広げることや、海の問題に対して関心を集めることを目的としています。
海の問題は放っておくと、魚が少なく朽ち果ててしまった海を次世代に残す結果が訪れます。
そのためには、海に興味を持ち、できることを始めていくことが大切です。
プロジェクト参加人数は300万人を超えている
2023年5月時点で、海と日本PROJECTの参加人数は3,310,355人・推進パートナー数は12,070企業・団体です。
ボランティア活動やイベントを通して、多くの人が海の問題に真摯に向き合っています。
参加人数が増えると、問題解決へ一歩ずつ進んで行きます。
海と日本PROJECTが推進する5つのアクション
海と日本PROJECTでは5つのアクション推進しています。
それぞれのアクションに10のサブアクションがあるので、何をしたらいいのかが分かりやすいです。
海で起きていることを知る
海の生き物・仕事・変化・文化・技術を知ることから始めましょう。
地球の7割を占める海は、人と常につながりがありました。
水族館や灯台に出向いたり、子供と海に出かけるだけでも、新たな発見があります。
また、海の幸など日常のあらゆるところに海は溢れているので、積極的に取り入れてみるのも一つです。
海を知ることが出来たら、海が抱える問題にも気づき、その先の未来も見えてきます。
ゴミ拾いで海を綺麗にする
海・川・森と自然を守るためにゴミ拾いをして綺麗にすることを始めましょう。
他の人も捨てているからと広がったポイ捨てにより、生活ゴミを含めたあらゆるゴミがあるのが現状です。
ゴミ拾いをすることで、海の生き物を守り、どのようなゴミを排出しているかも知れます。
さらに、海が抱えている危機を知ることにも繋がります。
海の資源を大切にすることや美しい海を残すために、できることを紙に書き出してみると行動がしやすくなりますね。
海の恩恵を味わう
海の仕事をしている人や命に感謝をして、海の幸を味わってみましょう。
旬によって異なる海の幸は和食と深い繋がりがあるのを知ることも大事です。
調理方法・食べ方・生態系・ブルーシーフードを知ることも海を知ることの一つです。
何気なく口にする海産物は種によっては個体数が減っています。
次世代に残すためにできることを、海の幸を味わうと同時に考えてみましょう。
開放的な海で遊ぶ
海水浴・潮干狩り・スイカ割・マリンスポーツ・デートと、家族や恋人と過ごせるのが海です。
昔ながらの遊びも現代の遊びも海に触れる行動です。
シュノーケリングやダイビングを取り入れると、海の生き物に出会うことができます。
五感の全てで海を感じてみましょう。
海の情景をイメージする
アート・ダンス・楽曲・歌で、海を表現してみましょう。
アクアリウムや貝殻を使ったアクセサリーなどでも大丈夫です。
あなたが感じたままを表現することで、海の美しさを広めて語り継いでいくことができます。
生態系を崩してしまう3つの問題
海には生態系を崩してしまう問題があります。
主な海の問題は3つあるので、詳しく見ていきましょう。
海洋ゴミ
一番の問題が海洋ゴミです。
海洋ゴミの8割を占めているのが生活ゴミで、一番多いのはプラスチックです。
約700種のうち約92%の海の生物がプラスチックゴミの影響を受けています。
大半が街から海に流れ着いていて、ポイ捨て・投棄が原因の一つです。
ゴミ拾いをしても、ポイ捨て・投棄をする人が多いと現状の回復は難しいと言えるでしょう。
ゴーストフィッシング
海洋ゴミの一つに漁具があります。
釣り糸や浮き、漁網などのプラスチック製のゴーストギアは海中を漂い海の生き物が被害を受けています。
海中を漂うゴーストギアは、無差別に海洋生物を捕獲する(ゴーストフィッシング)ため生態系が崩れる原因になっているわけです。
海洋ゴミの1割を占めているため、海釣りを楽しむ時にも意識する必要があると言えます。
漁業者の減少
生態系を崩すことにはならないが、魚業者の減少も著しい問題です。
少子高齢化・過疎化・若者の魚離れが主な原因と考えられています。
漁業生産量も減少し衰退しています。
漁業を盛り上げるために体験や魚介類を積極的に味わうことで少しづつ貢献することが可能です。
海を守るためにできること!
日常生活でも海を守るためにできることはたくさんあります。
- ポイ捨てをしない
- エコラベルが貼られた水産物の購入
- マイバック・マイボトル・マイ箸を使う
- 海や浜辺の清掃
海洋ゴミで一番多いプラスチック製品に頼りすぎないのが一つでしょう。
マイバック・マイボトル・マイ箸は、すぐにでも実践可能なことです。
清掃と同時にポイ捨てを意識するのも大事です。
そして、エコラベルの水産物を購入・味わうことで海で働く人を元気づけられます。
小さなことも多くの人が実践すると大きな力になるので、まずはできる事から始めてみましょう。
リーディングテックと海と日本PROJECT
リーディングテック株式会社は「海と日本PROJECT」の活動に賛同し、2022年5月に推進パートナーに登録いたしました。