【海洋プラスチックごみ対策アクション宣言】プラスチックごみを減らして環境汚染を防ぐ!
最終更新日:2023年08月31日

海洋プラスチックごみは、年間約800万トンが海に流出しています。
2050年には海洋ごみの量が魚の量を超えると言われています。
三方を海に囲まれている横須賀では、生態系だけでなく観光などへの影響も懸念されています。
そんな海洋プラスチックごみ問題の対策を行う事を宣言したのが、横須賀市の海洋プラスチックごみ対策アクション宣言です。
海洋プラスチックごみ対策アクション宣言では、どんな活動を行っているのかやプラスチックごみ問題の現状について解説していきます。
海洋プラスチックごみ対策アクション宣言とは
横須賀市の海洋プラスチックごみ対策アクション宣言とは、横須賀の海を守るために海洋プラスチックごみ対策を行うことを宣言したものです。
海洋プラスチックごみによる環境汚染は、生態系や漁業・観光などへの影響が懸念されています。
放置しておくと豊かな海の恵みがなくなってしまう未来が起こり得る可能性は高くなってしまいます。
そのため、市・地域・企業・団体と連携して様々な対策が行われています。
意識啓発を中心に活動
海洋プラスチックごみ問題は、一人一人が自分ごととして捉えることが大切です。
そのため、横須賀市では意識啓発を中心とした活動を行っています。
体験型など視点を変えて学べる
小学生を対象とした「横須賀海洋クラブ」は、海について色々な視点から学べます。
体験プログラムが組まれているので、海を身近に感じながら現状を知ることができます。
海洋プラスチックごみ問題を次世代に引き継いでいくためにも、海洋教育を通した意識啓発は重要と言えるでしょう。
海・砂浜の清掃
漂着したごみの回収・清掃にも積極的に取り組んでいます。
海や砂浜に海洋ごみが溢れてしまうと景観を損なってしまい、経済にもダメージを与えてしまいます。
そのため、定期的な清掃を行い綺麗な状態を維持しているわけです。
また、ペットボトルの回収機の設置などを行い、海にプラスチックごみが流れないような対策も進んでいます。
海洋プラスチックごみは世界規模の問題
海洋プラスチックごみは、日本だけが抱えている問題ではありません。
世界全体で取り組んでいる問題の一つです。
使い捨てで増えるプラスチックごみ
耐久性があり安価で生産できることから、プラスチックは日常に溢れています。
様々なものにプラスチックは使われていますが、そのほとんどが使い捨て製品です。
手軽に使える反面、手軽に捨ててしまえます。
そのため、海洋プラスチックごみのほとんどが使い捨てプラスチックです。
海洋プラスチックごみ問題の対策としては、使い捨てプラスチックとどう向き合っていくのかがポイントになると言えるでしょう。
約700種の生物が被害に合っている
海岸や砂浜に漂着しているものだけではなく、海洋プラスチックごみは海を漂流しています。
長い年月をかけて海水で分解されたプラスチックごみは、マイクロプラスチックに変わっていきます。
マイクロプラスチックの誤飲・誤食も含めた、海洋生物の被害は約700種です。
完全に分解されて無くならないので、海の生態系を守るためにも海洋プラスチックごみ問題には対策が必要です。
国が行う海洋プラスチックごみ対策アクションプラン
海洋プラスチックごみ問題は、市町村だけでなく国でも対策を行っています。
主に行っているのは次の5つの対策です。
- 廃棄物回収・処理
- ポイ捨て防止
- ごみ拾い
- 技術開発
- 実態調査
問題の根本を解決するための対策アクションが多いですね。
しかし、海洋プラスチックごみ問題は国・市町村が行うだけでは根本から解決することはできません。
消費者である市民の一人一人が、海洋プラスチックごみの現状を知り向き合うことが大切としています。
子供も大人もできることはたくさんある
海洋プラスチックごみ問題への対策は個人でも実践でき可能です。
「できること」は子供も大人にもあるので始めてみましょう。
ポイ捨てや不法投棄をしない
海洋ごみのほとんどは生活ごみで、街から海に流出しています。
つまり、ポイ捨てや持ち帰らずに置き去りにされたごみが海に漂流しているんです。
屋外で出たごみを持ち帰る。
ちゃんとゴミ箱に捨てる。
海が汚れる意識を持って、一人一人が気を付けるべきことと言えるでしょう。
ラップ・ストローなどのプラスチック使用を減らす
海洋プラスチックごみ問題に貢献する方法としては、使い捨てプラスチックの利用を減らすことです。
マイバックやマイボトルの利用の他、ストローを紙に変更するのも一つです。
自宅で食品を保存する場合には、フタ付きのタッパーを利用するとラップの使用量を減らせます。
マイ箸を持ち歩けば、プラスチックのスプーンやフォークの利用も防げますね。
リデュース・リュース・リサイクルを意識する
シャンプー・リンス・ボディソープ・洗剤と色々な商品にプラスチックが使用されています。
新しいボトルの商品を毎回購入するよりも、詰め替えボトルを利用して繰返し利用する方がプラスチック利用量を減らせます。
また、再生プラスチックの製品を利用するのも一つです。
ごみの分別も正しく行えば、プラスチックは再利用が可能です。
しかし、海洋プラスチックごみになると、水分に触れている事や劣化が原因で再利用できなくなります。
リーディングテックと海洋プラスチックごみ対策アクション宣言
リーディングテック株式会社は「海洋プラスチックごみ対策アクション宣言」の活動に賛同し、2022年7月に宣言賛同事業者に登録いたしました。