きらぼし銀行カードローンの特徴は?申込から返済まで徹底解説!

2018年に誕生したきらぼし銀行が提供しているweb完結型のカードローンです。
きらぼし銀行が新しい銀行のため、カードローンに興味があっても詳しくわからないと不安に感じてしまいますよね。
できれば、メリット・デメリットなど詳しく知りたいと思う人も多いでしょう。
そこで、きらぼし銀行カードローンのメリット・デメリットや申込・借入・返済方法を解説します。
きらぼし銀行カードローンはどんなローン?
きらぼし銀行カードローンは東京都民銀行・八千代銀行・新銀行東京の3つの銀行が合併して、2018年に新たに誕生したきらぼし銀行が提供するカードローンです。
「きらぼし銀行カードローン」というキーワードで見てもそれほど検索量は多くないので、知名度的にはまだあまり高くありません。
地域限定で申込ができるカードローンになっているのが特徴で、Web完結から24時間365日いつでも申込ができ、借入や返済も手軽に行えます。
きらぼし銀行口座開設もwebで行えるため、銀行に足を運ぶ手間を省けます。
申込方法 | web |
申込条件 | 満20歳以上~満64歳以下 |
融資額 | 10万円~1,000万円 |
実質年利 | 1.6%~14.8% |
保証会社 | アイフル株式会社 |
提携ATM | セブン銀行ATM・イオン銀行ATM・ローソン銀行ATM・ゆうちょ銀行ATMなど |
きらぼし銀行カードローンのメリット・デメリット
きらぼし銀行カードローンのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
主なメリット・デメリットは以下の6点です。
- webで申込完結できる
- 利用可能なATMが多い
- 上限金利が低く返済負担を軽減できる
- きらぼし銀行の口座が必要
- 審査結果が出るのは最短3営業日
- 返済日の変更はできない
webで申込完結できる
きらぼし銀行カードローンは、スマホ・パソコンで24時間365日申込可能です。
申込に必要な書類の提出もwebで行えます。
必要書類の提出方法も難しくないので、気軽に申込ができます。
利用可能なATMが多い
きらぼし銀行カードローンは、以下のATMが利用できます。
きらぼし銀行ATM・京王線の駅ATM・セブン銀行・イオン銀行・イーネット・ローソン銀行・ゆうちょ銀行・東日本銀行
自社ATMの他にもコンビニATMやゆうちょ銀行ATMも利用できます。
全国各地にあるATMを利用できるため、きらぼし銀行がなくても困りませんね。
上限金利が低く返済負担を軽減できる
きらぼし銀行カードローンは、消費者金融と比較したら上限金利が低いのはメリットの一つです。
カードローンの金利は借入金額によって変動しますが、基本的に上限金利が適用されます。
そのため、上限金利が低いと返済総額が少なくなるわけです。
きらぼし銀行カードローン
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アコム
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プロミス
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アイフル
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楽天銀行スーパーローン
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三井住友銀行 カードローン
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三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
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申込時間 | 約10分 | 約5分 | 約5分 | 約10分 | 約10分 | 約10分 | 約10分 |
審査時間 | 最短3~5営業日 | 最短20分 | 最短3分 | 最短18分 | 最短即日 | 最短当日 | 最短翌日 |
融資時間 | - | 最短20分 | 最短3分 | 最短18分 | 最短翌日 | 最短当日 | 最短翌日 |
金利 | 2.0%〜14.95% | 3.0%〜18.0% | 4.5%〜17.8% | 3.0%〜18.0% | 1.9%〜14.5% | 1.5%〜14.5% | 1.4%〜14.6% |
即日融資 | 不可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可能 | 可能 | 不可能 |
無利息 | なし | 最大30日 | 30日 | 最大30日間 | なし | なし | なし |
カードレス | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
返済 | - | 月1,000円〜 | 月1,000円〜 | 月4,000円〜 | 月2,000円〜 | 月2,000円〜 | 月1,000円〜 |

金利だけで見ると他の銀行カードローンの方がお得になることもあります。
すでにきらぼし銀行を利用している方以外は、「金利重視なら他の銀行カードローン」「審査重視なら消費者金融カードローン」を検討する方がお得に借りれる可能性が高いです。
きらぼし銀行の口座が必要
きらぼし銀行カードローンの申込には、きらぼし銀行の口座が必須です。
新たに口座開設することで口座の管理が大変になるケースもあるため、デメリットになり得ます。
ただ、口座開設もカードローンの申込と同様にスマホで行えます。
契約前までに口座開設が必要なので、審査結果が出てからの口座開設でも問題ありません。
- 楽天銀行スーパーローン
- 三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)
- 三井住友銀行 カードローン
- イオン銀行カードローン
- auじぶん銀行カードローン
- オリックス銀行カードローン etc
ただし、口座開設によって借入・返済の方法が柔軟になったり、ローンカードとキャッシュカードを1枚で管理できたりする場合もあるので、手間と利便性を天秤にかけて判断するようにしてください。
審査結果が出るのは最短3営業日
最短翌営業日に審査結果が出る銀行カードローンは多いです。
しかし、きらぼし銀行カードローンは審査結果が出るまでに最短3営業日かかります。
申込後、審査の結果をご連絡させていただくまでに最短3~5営業日ほどお時間がかかります。
なお、ご融資契約までにはさらにお時間がかかりますので、担当者より随時ご案内いたします。
借入までに時間がかかってしまうため、少しでも早く借入を希望するなら即日融資可能(※)な消費者金融も視野に入れておきましょう。
プロミス
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アコム
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SMBCモビット
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アイフル
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---|---|---|---|---|
申込時間 | 約5分 | 約5分 | 約10分 | 約10分 |
審査時間 | 最短3分 | 最短20分 | 最短15分 | 最短18分 |
融資時間 | 最短3分 | 最短20分 | 即日融資 | 最短18分 |
金利 | 4.5%〜17.8% | 3.0%〜18.0% | 3.0%〜18.0% | 3.0%〜18.0% |
即日融資 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
無利息 | 30日 | 最大30日 | なし | 最大30日間 |
カードレス | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
返済 | 月1,000円〜 | 月1,000円〜 | 月4,000円〜 | 月4,000円〜 |
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
返済日の変更はできない
きらぼし銀行カードローンは、約定返済日が7日と決まっています。
給料日に合わせた返済計画が難しくなるケースもあります。
返済日を選択できる銀行カードローンが多い中で、返済日を選択・変更できない点はデメリットの一つです。
きらぼし銀行カードローンの審査基準は?
カードローンの申込後に行われる審査は不安要素の一つです。
そこで、申込条件や審査基準について詳しく解説していきます。
きらぼし銀行カードローンの申込条件
きらぼし銀行カードローンの申込条件は、公式サイトで以下のように明記しています。
つぎの(1)~(6)に該当し、かつ当行の審査に適合する方。
(1)お借入時の年齢が満20歳以上満64歳以下の方。
(2)日本国籍の方、または永住許可を受けている外国人の方。
(3)安定・継続した収入が得られる方。
※パート、アルバイト、派遣社員、契約社員の方もご利用いただけます。
※勤続年数や年収による制限はございません。
※ご収入が年金のみの方はご利用いただくことができません。(4)お住まいまたはお勤め先の所在地が当行本支店の営業地域内にある方。
(5)保証会社の保証が受けられる方。
(6)電子メールアドレスをお持ちの方。
申込条件の(5)で明記されている保証会社はアイフル株式会社です。
web検索してみると、きらぼし銀行ではフリーローンと保証会社が混合された記述もあります。
フリーローンと保証会社は異なるので注意してください。
申込条件は他行よりも厳しい部分がある
年齢制限や安定した収入などは他行カードローンの申込条件と変わりません。
しかし、電子メールアドレス必須など細かな点も申込条件に設定されています。
特に、住まいやお勤め先が当行本支店の営業地域内にある事が条件は、申込できる地域が絞られる点ため新規顧客獲得には消極的と捉えることができます。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
在籍確認の電話連絡は必ず行われる
きらぼし銀行カードローンでは、在籍確認の電話連絡はなしにはできません。
申込時の注意点でも、勤務先への電話連絡が行われる点を明記しています。
事前に勤務先に在籍確認がある旨を伝えておくとスムーズに行えます。
また、在籍確認の電話連絡に関して不安な点は相談も可能です。
日時の指定なども相談に乗ってくれるので、気軽に相談しておくと安心して在籍確認を進められます。
きらぼし銀行 個人ローンセンター
0120-888-302:通話料無料【受付時間】平日9:00~17:00 (土・日等の銀行休業日を除く)
審査難易度は他行と変わらない
きらぼし銀行カードローンでは、保証会社のアイフルときらぼし銀行の両方の審査があります。
そのため、他行カードローンと審査難易度に関しては違いはありません。
本人属性・他社借入状況・信用情報などが審査によって調べられます。

貸金業法には総量規制といって、年収の3分の1を超える貸付が禁止されていますが、きらぼし銀行カードローンは銀行なので対象とはなりません。
しかし日本銀行協会が提出した「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」では銀行側に「個人の年収に対する借入額の比率」を意識した貸付をするよう求めています。
きらぼし銀行カードローンの申込手順
ここからは、具体的な申込の流れについて解説していきます。
きらぼし銀行カードローンの申込方法はwebのみですが、難しい操作はありません。
必要書類
申込時に必ず必要となるのが本人確認書類です。
本人確認書類で利用できるのは以下の2点です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
運転免許所とマイナンバーカードの、どちらも準備が難しい場合には申込前に相談してみましょう。
50万円以上の借入は収入証明書も必要
明確な記載はありませんが、きらぼし銀行カードローンでは収入証明書の提出が必要になる場合があります。
年収証明書や自ら保有するお客さまの情報等によって、お客さまの収入状況や返済能力をより正確に把握することに努める。例えば、改正貸 金業法上、自社で50万円超または他社借入を含めた総額で100万円超の貸出審査には年収証明書が必要とされていることにも留意する。
基本的には50万円以上の借入時に必要ですが、収入証明書の提出を求められるケースもあるので準備しておくようにしましょう。
- 確定申告書類
- 源泉徴収票
- 所得証明書
- 住民税決定通知書
webでの申込の流れ
webでの申込の手順は次の流れになります。
- 公式サイトから申込を選択(口座を持っていない場合も申込可能)
- 必要項目の入力
- 本人確認書類のアップロード
- 審査開始
- 審査結果はメールで連絡
- 審査通過後に契約
- カードローンの郵送
きらぼし銀行カードローンでは口座開設は契約前に終わらせる必要がありますが、口座なしでも申込はできます。
また、きらぼしダイレクトの契約も必要です。
審査通過後の契約はwebで完結できますが、取引内容によっては来店が必要な場合もあります。
契約完了後にローンカードの発行と言う形です。
きらぼし銀行カードローンの借入方法は2種類
きらぼし銀行カードローンはローンカードと振込での借入方法があります。
必要に応じて使い分けた借入ができるので、借入方法について見ていきましょう。
提携ATMでの借入
ローンカードを利用する場合には提携ATMでの借入です。
契約後にローンカード発行のため、手元に届くまでは日数がかかるので注意が必要です。
契約後にすぐに借入がしたい場合には、返済用のきらぼし銀行口座に振込での借入ができます。
希望の金額を振込してもらえるので、契約完了時に電話で相談しておきましょう。
きらぼしホームダイレクトでの借入
カきらぼしダイレクトは、スマホ・パソコンがあれば時間を気にせずに借入が可能です。
入出金の情報や残だ照会も手軽に行えるので、ATMに行く手間を省けます。
借入の振込手数料もかかりません。
きらぼし銀行カードローンの返済方法
きらぼし銀行カードローンは、借入後は自動引落での返済です。
自動引落以外にもローンカードでの返済も可能です。
また、返済額は借入金額によって決まります。
ここからは、返済に関する情報を詳しく解説していくので役立ててください。
約定返済日の7日に自動引落
きらぼし銀行カードローンの約定返済日は7日です。
約定返済日の変更はできないので、前日までに返済額の入金が必要です。
引落口座はきらぼし銀行口座のみ利用可能で、他行の口座を利用することはできません。
ローンカードでの返済は随時返済になる
ローンカードを利用しATMで返済も可能ですが、自動引落とは別の随時返済扱いになります。
約定返済日前の余裕がある時にATMで返済をしても、約定返済日には自動引落されます。
約定返済日が繰り越されることはないので注意してください。
ローンカードで返済して自動引落ができないと、遅延した形になってしまいます。
返済額は約定返済日の借入残高で決まる
借入後の最小返済額は2,000円からなので、余裕を持った返済が可能です。
返済額に関しては約定返済日の最終残高で変わります。
約定返済日の自動引落以外で随時返済しておくと、元金が早く減るので返済額が少なくなりますね。
前月約定返済日の最終残高 | 返済額 |
10万円以下 | 2,000円 |
30万円以下 | 5,000円 |
50万円以下 | 10,000円 |
100万円以下 | 20,000円 |
200万円以下 | 30,000円 |
300万円以下 | 40,000円 |
400万円以下 | 50,000円 |
500万円以下 | 55,000円 |
600万円以下 | 60,000円 |
700万円以下 | 65,000円 |
800万円以下 | 70,000円 |
900万円以下 | 75,000円 |
1,000万円以下 | 80,000円 |
きらぼし銀行カードローンのQ&A
最後にきらぼし銀行カードローンの、よくある質問に関してまとめました。
実際にきらぼし銀行に問い合わせの多い内容になっているので、疑問点・不安解消に役立ててください。
では、最初の質問から見ていきましょう。
他社カードローンを利用中でも申込はできますか?
他社カードローンを利用中でも申込は可能です。
申込後には審査があるので、希望に沿えない場合もあります。
他社借入が多い場合には、カードローンではなくおまとめローンを検討してみるのも一つですね。
初めて借入をしたらいつから返済が始まりますか?
社会の借入後は、2回目の約定返済日が初回返済日です。
こちらは、以下のように明記されています。
カードローンの初回のお借入日以降、2度目の約定返済日(土・日・祝日の場合は翌平日窓口営業日)から、ご返済が始まります。返済用普通預金口座から自動引落しします。
ご返済額は、初めてのお借入後、最初に到来する約定返済日(土・日・祝日の場合は翌平日窓口営業日)のお借入算残高により決定します。
1度目の約定返済日に自動引落がないので、初回返済までは余裕があります。
ただ、自動引落前にローンカードで随時返済しておくことは可能です。
ローンカードの郵送を自宅以外にできますか?
ローンカードは登録した自宅のみに発送します。
勤務先に送ってもらうなどはできません。
また、銀行での受取もできないため自宅への郵送物をなしにできないです。
まとめ
上限金利が低く24時間365日いつでも申込が可能です。
使い道が自由で最高1,000万の高額融資にも対応しているため、まとまった金額の借入には高評価を集めています。
しかし、住居や勤務先がきらぼし銀行の本支店がある地域の人しか申し込みができません。
審査結果まで日数がかかる点などのデメリットもあるので、他行や消費者金融とも比較してから申込をするのがおすすめです。

保有資格
プロフィール
大学卒業後、金融機関でカードローンや住宅ローン等の個人向け融資を主に担当。
現在はファイナンシャルプランナーとして資産運用や保険の相談にのる傍ら、ライターとしてカードローンやクレジットカードに関する記事の執筆・監修。
